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57. ページ8

諸伏「え、え〜と…何処に向かってるのかな?」



凛夜は諸伏の言葉に『あら』と言って諸伏の方を見た。



『申し訳ございません。
とりあえず、もう一度自己紹介を致しますね。
私は兎鞠 凛夜と申します。
今運転して下さっているのは私の執事、ルイ・ノア・アージスです。』



凛夜に紹介されたルイは前を向きながら軽く頭を下げた。
それに諸伏も頭を下げると諸伏も自己紹介をした。



諸伏「俺は諸伏 景光です。
凛夜ちゃんは俺らのコト知っている様だけど……。」



そう言った諸伏に凛夜は首を傾げた。



『あら?
ご存知ないのですね。
とりあえず、今は私の家に向かっています。』



凛夜の言葉に今度は諸伏が首を傾げた。



諸伏「俺凛夜ちゃんに会ったコトあったっけ?」



『あ、いえ。
組織の方から赤髪の話を聞かれなかったのかと思いまして。』



諸伏「あーあの“見つけ次第組織に入れろ、ただし傷つけるな”ってヤツ?
確か赤髪の女の…子?」



そこまで言って諸伏は初めて気づいたらしいく「あーーーー!!!」と言って凛夜を見た。



『赤髪の話はご存知だったんですね。
そうです。その赤髪は私のコトですよ。
赤井さんはご存知の様でしたが、諸伏さんは反応なさらなかったので、ご存知無いのかと思いました。』



諸伏「あいつ、分かってたからスグに君に協力するって言ったのか。」



『はい。
おそらく敵では無いと判断されたのでしょう』



諸伏「でもどうして君みたいな子が?」



諸伏の問いにジンとのやり取りを凛夜は簡単に伝えた。
話をしているうちに少しずつ諸伏の顔が青ざめてきていた。



諸伏「……君恐ろしい約束したね。」



『この話をすると皆さん同じ反応をなさいます。
…理由まではご存知無かったんですね。』



諸伏「あぁ、理由は聞かされて無かったよ。
さっき言った命令だけだったさ。」



『なるほど。
確かに約束まで全員に伝えてしまいますとあなたの様なノックがいたっしゃった場合、面倒なコトになりますからね。』



諸伏「…まぁ、確かに…
で?君はその情報を俺達警察に渡すつもりはないんだろ?」



『はい。
コレはただの壁ですが、何よりも硬い壁なので。』

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siki(プロフ) - カノンさん» コメントありがとうございました!!修正させて頂きました!!また誤字等ございましたらよろしくお願いします。 (2019年11月23日 22時) (レス) id: 426b01e604 (このIDを非表示/違反報告)
siki(プロフ) - ルナさん» コメントありがとうございます!!訂正させて頂きました!!申し訳ありませんが「ルナ様」の所はそのままにさせてください、、、コードにとってこの世界の本名はルナなのでご理解頂けると幸いです。 (2019年11月23日 22時) (レス) id: 426b01e604 (このIDを非表示/違反報告)
カノン(プロフ) - 59話のうあべは、上辺「うわべ」かと。 (2019年11月18日 16時) (レス) id: 3fc6711829 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 52話のカイの「私は当主、ルナ様の執事をしております。」ところ「コード様」ではありませんか? (2019年10月26日 8時) (レス) id: 5bb924d815 (このIDを非表示/違反報告)
ルナ(プロフ) - 設定、第2弾 の「ルナ・ノア・アージス」のところ「ルイ・ノア・アージス」ではありませんか? (2019年10月26日 8時) (レス) id: 5bb924d815 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:siki | 作成日時:2019年5月22日 9時

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