チート少女の悪戯(ゲーム) 2

90． ページ41

伊達「もし、間違ってたらすまねぇな。
嬢ちゃんもうしかして兎鞠 凛夜って名前じゃねぇーか？」



『はい。
そうですが、何処でお知りになったのか伺ってもよろしいでしょうか？』



凛夜は何となく予想はついていたが、とりあえず聞いてみた。



伊達「嬢ちゃん、爆発物処理班の萩原研二と松田陣平って知らねぇーか？」



『……知っています。』



伊達「俺はそいつらと同期でな、そいつらが“赤い髪をした兎鞠 凛夜って子に助けられたから見つけたら知らせろ”って言ってきたんだ。」



高木「え？助けられた？？」



伊達の言葉に高木が反応する。



伊達「あぁ、命の恩人だって言ってたぜ。」



高木は伊達の言葉に「へぇ〜この子がぁ…」と呟いていた。



『そうでしたか。
では、“ご無事で何よりです。”と伝言をお願いします。』



伊達「そりゃいいが、会ってやらないのか？」



『ご縁があればいずれ…』



伊達「そうか」



話にひと段落ついた時、RiRiが凛夜に声を掛けた。



RiRi「凛夜！そろそろだよ！！」



凛夜はソレを聞くと、時間を確認するフリをしてRiRiに『了解』と打った。



『それでは、私はそろそろ失礼致します。』



伊達「あぁ、じゃあな」



高木「気を付けてね！！」



『はい。
ありがとうございます。』



凛夜は2人に会釈をし、2人を通り過ぎた。


そのすぐ後、伊達達の目の前で車が塀に突っ込んだ。
伊達達はスグにその対応へと向かったコトを凛夜は見届けて帰路へとついた。

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