チート少女の悪戯(ゲーム)

7． ページ8

『私は兎鞠 凛夜。
今日からココに引っ越してきました。
よろしくお願いしますね。』



新一「う、うん。よろしく…」



少し戸惑った様子で返事をした新一の前に蘭が来て「私、毛利 蘭！！」と自己紹介をしてくれた。
凛夜は蘭にも『よろしくお願いします』と言うと、「うん！！」と可愛い笑顔をくれた。


その笑顔を見てから立ち上がり、再度別れの言葉を言って背を向けて歩きだした。


その後は、誰にも呼び止められることなく、数歩あるくと後ろの気配がレジの方に動いたため、2人仲良く帰ったのだろう。



『さて、買い物再開ね』



RiRi「うん！！」



イヤホンからRiRiの元気な声を聞きながら凛夜は再度買い物をし、沢山の買い物袋を持って家に帰った。


．


台所を整えるのがひと段落し、ゆっくりしていると既に夕方になっていたため、凛夜は夕食を簡単に済ませると、パソコンの部屋へ向かった。



RiRi「何か調べ物？」



『えぇ…
今日あったヒロインが8歳と言うことは、今年で9歳。
誕生日は分からないけど、ヒロインの母親の10月10日より後が誕生日ってアニメか漫画で言ってたから100％、確実だと思うわ。』



RiRi「なるほど、現時点で誕生日がきてる可能性は無いわけね。」



『そう。つまり今はストーリーの8年前ってコトになるわ。
コレを前提にコードから貰った紙に書いてあった“助けて欲しい人たちがいる”って内容。
コレらを合わせると、コードが助けて欲しいのは、ストーリーの8年前に亡くなった黒羽盗一ってコトになるわ。』

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