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『…RiRi、前のデータは全て残っている?』
RiRi「うん!問題ないよ!!」
『そう…じゃあ分かるわね。
私を助けなければ、彼は助かっていた?』
RiRi「…うん。あの人は巻き込まれる場所にはいなかったから。」
凛夜が聞きたい事が分かったRiRiは言いにくそうにしたが、RiRiは事実を正直に答えた。
凛夜は特に気にした様子もなく、次々に質問をして行った。
『そう。指輪は?』
RiRi「あの人と共に……」
『今の状況は?』
RiRi「把握してるよ」
淡々と質問した後、凛夜はRiRiのスマホにイヤホンを差し込み、自分の右耳にはめた。
『そ、じゃあこの家の案内をお願いするわ』
RiRi「うん!任せて!!」
凛夜の言葉にRiRiもいつも通りの元気な声で返事をした。
ドアに手を掛けた凛夜は一瞬止まってRiRiに聞きそびれたことを聞いた。
『あ、今日は?』
RiRi「4月2日、土曜日。10時12分だよ!!!」
『了解。』
それから凛夜はRiRiに家を案内され見て回ると、マンションではなく3階建ての豪邸だった。
RiRiの説明によると、この家は全て凛夜の声でカギの開け閉めも出来るらしく、それら全てをRiRiが行ってくれる。
凛夜の声かどうかもRiRiが判断してくれそうだ。
だからか、どの部屋も玄関にさえ、カギ穴が無かった。
さらに、玄関の取手やインターホンには指紋認証、玄関のドアの上には耐熱センサーまで着いているらしく、セキュリティ一は万全だった。
ハイテクな家すぎて凛夜が『(そこまでしなくても…)』と思ってしまったのは仕方ないだろう。
凛夜が考えている事が分かったのか、RiRiはコードからの一言を凛夜に伝えた。
RiRi「リンヤード家の令嬢なんだからこのくらい当たり前って言ってましたよ?あの自称神様が。」
『…こんだけされると“ココに居ますよ”って言ってるものだと思うけど…?』
RiRi「まあ、こんだけデカい時点で、言ってるよね〜。」
『確かにそうね。』
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waka - 頑張ってください!面白いです! (2020年2月9日 12時) (レス) id: d89abf58ed (このIDを非表示/違反報告)
siki(プロフ) - れーなさん» コメントありがとうございます!!少しずつですが頑張ります!! (2019年11月23日 22時) (レス) id: 426b01e604 (このIDを非表示/違反報告)
れーな(プロフ) - 頑張って下さい面白いです!続きも楽しみにしてます! (2019年11月22日 16時) (レス) id: e024eab803 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 25話にも誤字がありました。「以外そうに」ではなく、「意外そうに」です。また、「以外か」ではなく、「意外か」です。 (2019年7月19日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 24話にも誤字がありました。「見たいだよ」ではなく、「みたいだよ」です。 (2019年7月19日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:siki | 作成日時:2019年4月8日 6時