チート少女の悪戯(ゲーム)

48． ページ49

凛夜はザッと周りを見渡した。
コードも同じように見渡すと探していた人物を見つけたのか1点で数秒止まるとそちらに歩き出した。
そんなコードの後を皆でついて行く。



コード「次郎吉さん」



コードが凛夜の知っている名前を呼んだ為、コードの背中を見ていた凛夜はそちらを見た。



次郎吉「おぉ！！ナルじゃないか！！
久しぶりじゃのう！！元気にしとったか！！！？」



そこに居たのは凛夜が予測した人物。
鈴木次郎吉がいた。
このパーティーの主催者だ。



コード「はい。お久しぶりです。
今夜はお招き、ありがとうございます。」



次郎吉「はっはっはっ！
お主とワシの仲じゃろ？そんな堅苦しい挨拶はやめじゃ。
おぉ！そうじゃ、今日は姪もおってな！！
ほれ、姉の綾子と妹の園子じゃ。
綾子、園子挨拶するんじゃ。」



次郎吉は2人の女の子を自分より前に出す。
2人はオズオズと前に出て来てコードにお辞儀をした。



綾子、園子「「こ、こんばんは…」」



2人は一緒に夜の挨拶をした。



コード「こんばんは。」



コードは2人に目線を合わせて挨拶を返した。
2人は恥ずかしそうに次郎吉の後ろに戻った。



次郎吉「すまんの。
いつもはこうじゃなんじゃが、今日は外国の大物もおるから少し怖がっているようなんじゃ。
大目に見てくれると助かる。」



コード「えぇ、もちろん大丈夫ですよ。
そうだ、今日は僕も姪を連れて来ているんです。
凛夜。」



そう言ってコードは後ろにいる凛夜を呼び、凛夜の前からどいた。
コードで隠れていた凛夜はコードがどいたコトによって次郎吉と対面した。


興味があったのか、次郎吉の後ろにいた2人も次郎吉の後ろから出て来た。
凛夜はジッと凛夜を見る次郎吉達を見てから深々とお辞儀をし、顔を上げてから挨拶をした。



『お初にお目にかかります。
ルナ・クロウ・リンヤードの姪。
兎鞠 凛夜と申します。
今宵は祖父共々ご招待頂きありがとうございます。』



次郎吉「鈴木次郎吉じゃ。
綾子とそんなに変わらないように見えるが随分しっかりした子じゃな。
将来が楽しみじゃ。」



コード「あはは、僕もです。
ですが2人きりの家族ですので、あまり押し付けるようなコトはしたく無いですね。」



次郎吉「そうじゃな。お前さんらしい。」



そしてコードと次郎吉はしばらく雑談していたが誰かか次郎吉を呼んだ為中断し、凛夜達も挨拶周りをした。

49．→←47．

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す