チート少女の悪戯(ゲーム)

44．パーティー編 ページ45

凛夜はコードに言った通り、学校が終わるとスグに帰宅した。
帰宅すると凛夜は真っ先にパーティーの準備では無く、パソコン室へと向かった。



RiRi「凛夜、準備しなくていいの？？」



『まだ、時間があるから問題無いわ。』



凛夜は椅子に座るとスグにキーボードに手を置きハッキングを始めた。



『RiRi。パーティーの情報を集めるわよ。』



RiRi「え？パーティーの？」



『えぇ、コードは私に嘘をついたの。
なら、その理由はパーティーにしかないわ。』



RiRi「え？え？嘘？何が？え？」



RiRiは凛夜の言葉に混乱していた。
RiRiには昼間の会話が普通に思えたからだ。



『説明は後でするわ。
取り敢えず急ぐわよ。
時間が無いわ。』



RiRi「了解！！」



RiRiはスグに切り替えサポートに入った。
凛夜は一向に説明しなかったが、RiRiはハッキングが終わるまで追求しなかった。


しばらくして、凛夜たちはあらかた情報を集め終わった。
凛夜は集めた情報を見て１つ『なるほど』と言って全ての情報を閉じ、立ち上がった。
そんな凛夜を見てRiRiは「どうゆうコト？」と聞いた。



『敵を欺くにはまず味方からってコトよ。』



凛夜の回答にRiRiは今回のパーティーに敵がいるコトを把握した。
しかし、何がコードの嘘だったのか、誰が敵なのかは分からなかった。


凛夜がパソコン室から出て、準備をするため自室に戻ろうとした時、インターホンが鳴った。



RiRi「凛夜、コードが来たよ！！
あ、でも2人知らない人がいるよ？」



『指紋と音声認証をしてもらってから中に通してくださる？』



RiRi「はーい！！」



凛夜はRiRiに指示を出しながら玄関へ向かった。
玄関に着くとコードは既に中に入っていた。



コード「やぁ、凛夜。こんばんは。」



『こんばんは。
今玄関にいらっしゃるのは前に言っていた執事かしら？』



コード「あぁ、そうだよ。
凛夜の執事、ルイと僕の執事、カイ・ナイン・アージス。
カイはルイの兄だよ。」



『そう言えばアージス家は代々執事一家でしたね。』←前に貰ったルイの報告書に書いてあった。



コード「カイは僕の執事だからあまり関わりが無いと思うけど、情報いる？」



『いいえ。
今は必要ありませんわ。
必要の際は自分でどうにかするか連絡します。』

45．→←43．

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す