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38. ページ39

ジン「この状況で随分肝が据わってる女だな。」



『私はただ、確認しているだけです。』



ジンは凛夜の額に銃口をあてる。
凛夜はソレにも動じずジンを真っ直ぐに見た。



ジン「いい度胸だ。
いいか、今から聞く質問に全て答えろ。
俺が納得いかない答えや変な動きを1つでもしたら殺すぞ。」



『随分と理不尽ですね。
分かりました。答えられるコトだけ答えるコトにします。』



ジンは凛夜が怖がると思ったのか「チッ」と舌打ちをし、質問を始めた。



ジン「お前は何者だ?」



『これは申し遅れました。
兎鞠 凛夜と申します。』



ジン「……何者かと聞いている。
名前を聞いたワケじゃねぇ」



『コレ以上の回答は思い付きませんでした。』



ジン「…お前はドコの組織の人間だ?」



『組織というカテゴリーでお答えするなら帝丹中学校に在籍中です。』



ウォッカ「中学生!?」



ジン「中学生が何故こんな時間にこんな所にいる?」



『部活が遅くなったので夕食を食べて帰宅中でした。
ココの道は近道としても使用している道です。』



ウォッカ「一応筋は通ってやすね。」



事実なのだから当たり前だ。



ジン「荷物はどうした?」



『数メートル先に置いてきました。』



ジン「そのイヤホンはなんだ。」



『コレは補聴器です。
右耳が聞こえないので。』



ジン「なのによく、ココが分かったな。」



『気配を追ってきましたので。』



凛夜があんまりにも淡々と答えるのでジンはまた舌打ちをした。



ベルモット「ジン、貴方の負けね。」



ベルモットが笑ってジンに言った。
そのコトにさらに不機嫌になるジン。


ジンは凛夜に向き直ると銃の持つ手を強めた。



ジン「折角質問に答えた所悪いが、お前には見られてしまったからな、始末させてもらう。」



『そうですか。
ですが、ソレは辞めた方がよろしいですよ?』



ジン「何?どう言うコトだ?」



『コレをどうぞ。』

39.→←37.黒の組織編



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waka - 頑張ってください!面白いです! (2020年2月9日 12時) (レス) id: d89abf58ed (このIDを非表示/違反報告)
siki(プロフ) - れーなさん» コメントありがとうございます!!少しずつですが頑張ります!! (2019年11月23日 22時) (レス) id: 426b01e604 (このIDを非表示/違反報告)
れーな(プロフ) - 頑張って下さい面白いです!続きも楽しみにしてます! (2019年11月22日 16時) (レス) id: e024eab803 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 25話にも誤字がありました。「以外そうに」ではなく、「意外そうに」です。また、「以外か」ではなく、「意外か」です。 (2019年7月19日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 24話にも誤字がありました。「見たいだよ」ではなく、「みたいだよ」です。 (2019年7月19日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:siki | 作成日時:2019年4月8日 6時

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