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男性は控え室に周りを確認しながら入っていった。
男性の気配は控え室をあっち行ったりこっち行ったりとウロウロしており、何か探している様子だった。
しばらくして、男性は1箇所で止まり、それから数分後出ていこうとしたため、凛夜は静かに廊下の奥まで移動し、再び控え室まで、堂々と歩き始めた。
控え室から出てきた男性と廊下ですれちがう際、男性が控え室から持ち出したであろう物をスった。
男性はスられたコトには気づかず、そのまま通り過ぎた。
凛夜は男性が見えなくなるまで廊下を歩き、見えなくなると物陰に隠れ、スった物を見た。
RiRi「それ、さっきスったヤツでしょ?
なんだったの?」
『カギみたいよ。』
RiRi「カギ?
マジックショーのかな?
もうしかしてさっきの男の家のカギだったりしてww」
『そうかもね』
RiRi「…………“そうかもね”って…
マジックショーのカギって分かっててスったんじゃないの?」
『いいえ。
私とすれちがう前、一瞬コレを気にしてたからスってみただけよ。』
RiRi「ソウデゴザイマスカ…」
『あら。
RiRiがロボットになったわ。
困ったわね〜こんな時に…
もう、いっそ、新しいAIでも作ろうかしら。』
RiRi「ちょっと待って!!!
私壊れてないからっ!!!!
壊れてないから消さないでっ!!!!?」
凛夜の冗談に本気でRiRiが焦る。
そんなRiRiを見て、凛夜は悪戯っ子の笑みを浮かべていた。
それを見たRiRiは全てを理解し、「凛夜の意地悪ーーーー!!!!!」と叫んでいた。
それでも凛夜が楽しそうにしているため、RiRiは諦めて話題を戻すことにした。
RiRi「…それで、コレからどうするの?
控え室戻る?」
『いいえ。
マジックの道具を見に行きましょうか』
RiRi「りよーかい」
そして、そのまま凛夜たちはステージとなるジェットコースターへ向かった。
ジェットコースター周辺では、色々な人達が作業していたが、ココにも黒羽盗一の姿は無かった。
RiRi「ありゃ?
何処にいるのかねぇ〜彼は」
『さぁ?
とりあえず、ジェットコースターを見てみましょうか』
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waka - 頑張ってください!面白いです! (2020年2月9日 12時) (レス) id: d89abf58ed (このIDを非表示/違反報告)
siki(プロフ) - れーなさん» コメントありがとうございます!!少しずつですが頑張ります!! (2019年11月23日 22時) (レス) id: 426b01e604 (このIDを非表示/違反報告)
れーな(プロフ) - 頑張って下さい面白いです!続きも楽しみにしてます! (2019年11月22日 16時) (レス) id: e024eab803 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 25話にも誤字がありました。「以外そうに」ではなく、「意外そうに」です。また、「以外か」ではなく、「意外か」です。 (2019年7月19日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 24話にも誤字がありました。「見たいだよ」ではなく、「みたいだよ」です。 (2019年7月19日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:siki | 作成日時:2019年4月8日 6時