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15.黒羽盗一編 ページ16

凛夜が引っ越してきて、数ヶ月がたった。
凛夜やRiRiは米花町にも慣れ始め、既にポアロの常連にもなっていた。


そんなある日コードからメールが届いたのだ。


用件は黒羽盗一の救助。
凛夜の予想通りだった。


メールには時間と場所、マジックショーの演目等が書いてあった。



RiRi「どうやって助けるの?凛夜」



RiRiはメールを見ている凛夜問いた。


場所は家のリビング。
無駄に広いソファーではなく、その斜めにある一人用のソファーに座っていた。


凛夜はRiRiの声に『そうねぇ〜』とスマホを机に置き、背もたれにもたれた。



『どっちにしても。
彼には死んで貰わないと、8年後、2代目怪盗キッドは存在しなくなってしまうわ。』



RiRi「あ、そっか。
1代目の死で2代目は産まれるんだもんね。」



『えぇ、
……とりあえずどっちにしても行くしかないわね。』



RiRi「ま、そうだよねぇ〜
一応爆弾処理の準備しとく?」



『えぇ、そうね。』



RiRi「パンドラどーする?」


『おいて行くわ。
必要ないもの。
あ、彼には秘密よ?パンドラ。』



RiRi「もちろんだよ!!
私が凛夜のコト話すわけないじゃん!」



『ありがとう。
さ、準備しましょうか。』



RiRi「はーい!!」



凛夜たちはその日のうちに全ての準備を終わらせた。





そして当日。
凛夜たちはマジックショーが開催される遊園地へ来ていた。



RiRi「ココで殺されるの?」



『えぇ、ジェットコースターの上でね。』



RiRi「あ、あぁ〜アレかぁ〜
“黒羽盗一の大脱出!!”ねぇ〜」



『……さ、行くわよ。』



RiRi「ん?ドコに?」



『彼の控え室』



凛夜が、そう言うとRiRiはスグに案内を始めた。
凛夜は前に準備していたスタッフの衣装に身を包んでいたため、誰も凛夜を怪しむ者はいなかった。


控え室に近づくにつれ、凛夜は気配を消し、周りを警戒した。
控え室の前まで来ると、部屋の中の気配を探った。
しかし、部屋の中には誰も居ないのか、なんの気配もしなかった。


凛夜が入ろうと、ドアノブに手を近づけようとした時、凛夜は廊下の奥から気配を感じ、近くに身を潜めた。
気配の正体は男性だったが、黒羽盗一でも、その付き人寺井黄之助でも無かった。

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waka - 頑張ってください!面白いです! (2020年2月9日 12時) (レス) id: d89abf58ed (このIDを非表示/違反報告)
siki(プロフ) - れーなさん» コメントありがとうございます!!少しずつですが頑張ります!! (2019年11月23日 22時) (レス) id: 426b01e604 (このIDを非表示/違反報告)
れーな(プロフ) - 頑張って下さい面白いです!続きも楽しみにしてます! (2019年11月22日 16時) (レス) id: e024eab803 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 25話にも誤字がありました。「以外そうに」ではなく、「意外そうに」です。また、「以外か」ではなく、「意外か」です。 (2019年7月19日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 24話にも誤字がありました。「見たいだよ」ではなく、「みたいだよ」です。 (2019年7月19日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:siki | 作成日時:2019年4月8日 6時

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