10.ポアロ編 ページ11
翌日、凛夜はRiRiの案内の元、散歩に出ていた。
道を覚えるためである。
ある程度、道を覚えると、休憩にポアロに行くことになった。
ポアロのドアを開けるとカランと言う音が響き渡った。
その音に店員が振り返る。
店員「いらっしゃいませ!
おや、初めてのお客さんですか?」
店員はとても落ち着いた、柔らかい笑顔で凛夜を迎えてくれた。
『はい。
こんにちは。
今大丈夫でしょうか?』
店員「えぇ、どうぞ。
カウンター席でよろしいですか?」
『はい。』
凛夜は店員に案内された席に座り、メニューを開いた。
椅子に座るとお冷と冷たいお手拭きを置いてくれた。
ザッとメニューを見た後、店員を見ると店員はスグに気づいてくれ、「お決まりですか?」と声を掛けてくれた。
『ミルクティーのホットをお願いします』
店員「ミルクティーのホットですね?
少々お待ち下さい。」
メニューの確認をすると店員はミルクティーを作りに奥へと入っていった。
凛夜はイヤホン越しにRiRiに呼ばれたため、スマホを見た。
RiRiはイヤホンで直接凛夜に話しかけられるが凛夜はスマホに文字を打ち込みRiRiと会話をしている。
RiRi「ねぇ!ねぇ!梓ちゃんは!?」
『今はまだ、学生さん。
15歳かな?』
RiRi「あー、なるほど、だから居ないのね。
つまんなーい!!」
『榎本さん狙いだったのね。』
RiRi「1度は見てみたいよねぇ〜」
『文句言わない。
時間の流れは仕方ないのよ。』
RiRi「そーよね〜
魔法使いでも難しいって話しだもんね。」
『……そうね。』
RiRi「なによ!!
その呆れた感じわ!!!」
『いいえ、何も…
意外と夢見る乙女みたいな回答が帰ってきたなと思っただけよ。』
RiRiがぎゃあぎゃあ言い出したところで、店員がミルクティーを持ってきてくれた。
店員「お待たせ致しました。ミルクティーのホットです。」
『ありがとうございます』
凛夜が1口飲み『美味しい』と呟くと、「それは良かった」と嬉しそうな笑顔を向けてくれた。
しばらくゆっくりミルクティーを味わっていると、店員が声を掛けてきた。
店員「お嬢さん。
随分しっかりされてるけど、差し支え無ければ年齢を聞いてもいいですか?」
196人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
waka - 頑張ってください!面白いです! (2020年2月9日 12時) (レス) id: d89abf58ed (このIDを非表示/違反報告)
siki(プロフ) - れーなさん» コメントありがとうございます!!少しずつですが頑張ります!! (2019年11月23日 22時) (レス) id: 426b01e604 (このIDを非表示/違反報告)
れーな(プロフ) - 頑張って下さい面白いです!続きも楽しみにしてます! (2019年11月22日 16時) (レス) id: e024eab803 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 25話にも誤字がありました。「以外そうに」ではなく、「意外そうに」です。また、「以外か」ではなく、「意外か」です。 (2019年7月19日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 24話にも誤字がありました。「見たいだよ」ではなく、「みたいだよ」です。 (2019年7月19日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:siki | 作成日時:2019年4月8日 6時