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コードは次にリンヤード家の血筋の話をした。
リンヤード公爵家は現当主のコード以外のリンヤード公爵家の人間は凛夜しかいない。
リンヤード公爵家には従兄弟も兄弟もいないのだ。
つまり、凛夜はリンヤード公爵家の次期当主でもあるのだ。
そのため、凛夜の顔は伏せており、知っているのはリンヤード公爵家と親しくしている家柄の人間数名だそうだ。
コード「それで、その親しくしてる家柄だけのパーティが今度…と言っても1年後ぐらいだけど、あるんだ。」
『なるほど。
それに顔を出さねばならないのですね?
その時リンヤード公爵家令嬢の私に執事がいないのはおかしいから、護衛と言う名の執事をつける訳ですね?』
コード「そ!
まぁ、名だけでなく、一応そんじゃそこらの執事や警察に負けるコトは無いんだケド…
凛夜より強いかはさて置きね?」
『それで、お名前は?』
コードは執事の情報を凛夜に渡した。
凛夜が情報を見だすと、コードは説明を始めた。
コード「名前はルイ・ノア・アージス。
22歳。
体術はさっき言った通り。
頭脳もそこそこ。
イギリス人だけど日本語喋れるよ。
性格は執事としては完璧だけど、素は子供っぽいところがあるかな?
凛夜のコトは嫌いな物と耳のコトは知ってるけど、あのコトは知らないよ。
あ、ちなみに誕生日は4月23日。」
長々と紹介したコードに対し、凛夜は『了解』のみで返した。
数分もかけずに凛夜は資料を机に置き、コードに向き直った。
『に、しても。
リンヤード公爵家の設定随分盛りましたわね。
実際血縁関係なんてありませんのに。』
コード「まぁ、確かに血縁関係はないけど血液検査したら親族者って出るようにはなってるよ?」
コードの言葉に凛夜は『へぇ〜』と返し、お茶を飲み始めた。
しばらく、ゆっくりお茶を飲んでいると、コードがふと顔を上げた。
コード「そーいえば拳銃持ってたでしょ?
今どうしてるの?」
『毎日手入れしていますよ。
どうかされました?』
コード「ん?いや、使ってるのかな?と思って。
まぁ、一応警察には届け出してあるから普通に使ってもらって大丈夫だよ。」
『あら。
ありがとうございます。
出来れば使用しないコトを祈りたいですわ。
無理でしょうけど。』
コード「だよねぇ〜。
確か4丁だっけ?持ってるの。」
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waka - 頑張ってください!面白いです! (2020年2月9日 12時) (レス) id: d89abf58ed (このIDを非表示/違反報告)
siki(プロフ) - れーなさん» コメントありがとうございます!!少しずつですが頑張ります!! (2019年11月23日 22時) (レス) id: 426b01e604 (このIDを非表示/違反報告)
れーな(プロフ) - 頑張って下さい面白いです!続きも楽しみにしてます! (2019年11月22日 16時) (レス) id: e024eab803 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 25話にも誤字がありました。「以外そうに」ではなく、「意外そうに」です。また、「以外か」ではなく、「意外か」です。 (2019年7月19日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 24話にも誤字がありました。「見たいだよ」ではなく、「みたいだよ」です。 (2019年7月19日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:siki | 作成日時:2019年4月8日 6時