43糸師冴 ページ44
『何年ぶりだろお泊まりなんて。』
そう言いながら隣でくつろぐ美沙希とベッドに腰かけながら辺りを見渡す。
久しぶりに入った美沙希の部屋は相変わらずサッカー関連のものが多く、だけれもぬいぐるみなど可愛らしいものも置いてあった。
……というか高校生にもなって女子の部屋で泊まっていいのか？
つーか親父さん達もなんで乗り気だったんだよ､､｡
ｰｰｰｰｰ
父｢冴くんは美沙希の部屋でいいからな！！俺が許す！｣
母｢えぇ！冴くんなら私も安心だわ！！｣
ｰｰｰｰｰ
『冴くん？大丈夫？』
冴｢…！…おう。大丈夫｣
『やっぱり疲れた？もう寝る？』
そう心配そうに美沙希は聞いてきた
冴｢…いや、まだ大丈夫だ。｣
今は、久しぶりに会ったこの時間を大切にしたい。
『そう？…じゃあウイレレでもしよ』
そう言って俺たちはゲームをすることになった。
『よっしゃ勝利。ありがと冴くん天才的なゴールだわ。』
そう言って笑う美沙希を見ていると自然に笑みがこぼれてきた。
冴｢…そうかよ。｣
そう言って頭をワシャワシャと撫でる。
『ふふっ、久しぶりに撫でられた！…冴くんの撫で方好きなんだよねぇ。』
そう突拍子もなく言うこいつの言葉は俺をいつも惑わせる。
冴｢…そうかよ。｣
そう言って先程まであった会話が途切れる。
とは言ってもきまづい空間ではなく、安心できて、落ち着く。
近くでサッカーの雑誌を見ながらゆらゆらと揺れている美沙希を見て、意を決して"あのこと"を伝えようと決意をした。
不安な気持ちが溢れ出てくるけれど、それ以上にこの夢を美沙希に隠しては行けないと思った。
冴｢美沙希｣
そう名を呼ぶと雑誌を閉じて俺の方に向き直る。
『…ん？』
そう優しく微笑む美沙希を見ているとグッと手に力かこもった。
バクバクと心臓がなり、冷や汗が垂れる。
もし拒否られたら。
そう不安に思いながら重々しく口を開く。
冴｢…俺、MFで世界一になる。｣
その声は震えていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 225人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ブルーロック」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユーリ - よかって (2022年12月4日 10時) (
レス) @page20 id: 298e0a47d0 (このIDを非表示/違反報告)
まぐろ(プロフ) - 月さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2022年4月7日 22時) (レス) id: 70b980a7b4 (このIDを非表示/違反報告)
月 - 続きとても良かったです。 頑張って下さい❕ (2022年4月2日 0時) (レス) id: 04c07423c8 (このIDを非表示/違反報告)
まぐろ(プロフ) - 月さん» お返事遅くなり申し訳ございません！この作品は基本的に私自身で物語が浮かんだ時、予定が空いた時など自分の都合によって更新日が変わってしまいます。お待たせする時間も長いのですがご理解頂けますと幸いです。。 (2022年3月28日 18時) (レス) id: 70b980a7b4 (このIDを非表示/違反報告)
月 - この小説は、何日経ったらお話が出ますか？ (2022年3月21日 21時) (レス) id: 04c07423c8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まぐろ x他1人 | 作成日時：2022年1月25日 23時
