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それからというもの、私は本当に籠の中のような部屋に監 禁された。


真っ白な部屋に私の好きな色の淡いピンクのカーテンにベッド。そして大好きなぬいぐるみ。



好きな物に囲まれているはずなのに、心が芯まで休まらない。




「Aちゃん、ご飯食べるやろ?」

『…』




そんな気力なんてあるはずもなく、ただ首を横に振った。




「なぁ、少しだけでも食べへん?」

『…』




何回も聞き直す紫耀くんに苛立ちと同じような感情を持ち始めてしまった。

こんなにしたのは紫耀くんなのに。




『っ、そうやっていい人ぶらないでよ…!

そんなに私を心配してくれるならここから出して…!』





とうとう、声を荒らげてしまった。

私はこれから何をされるんだろう、



途端に後悔の念が押し寄せる。




「…ああ、やっぱり俺の言う通りやった

笑った顔より泣いた顔の方が何倍も可愛ええよ」




彼は殴ることも怒鳴り返すこともせず

ただ、私を愛で続けた。




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作者名:まりも | 作成日時:2018年9月21日 23時

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