愛月徹灯。~Sho.Hirano~ (ページ2)

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「神楽木晴役の平野紫耀です！

しばらくの間、よろしくお願いします！」

『江戸川音役のAAです！

こちらこそよろしくお願いします！』

１６歳の頃

この世界に憧れて飛び込んで４年。

２０歳になり、主演を務める事になって

朝ゆっくり食べることが出来なくなった朝食にも自分が女優だと実感できるようになった。

同じく主演の平野さんは、

私より１つ上だけど、とても親しみやすくてこの人と共演できて良かったと思うようになった。

「Aちゃん、台本合わせしよ！」

『あ、はい！』

こうして構ってくれる平野さんには感謝しかない。

いつも自分の中の最高の演技ができるのは、平野さんのおかげなのかもしれない。

「Aちゃん、すっごい上手やん！」

『本当ですか？！ありがとうございます！』

上手という言葉に努力が報われたような気がして、自然と笑顔が零れる。

「…俺、Aちゃんの笑顔好きやわぁ」

その言葉は暖かく

私の心にじわっと溶けていった。

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