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一杯目 ページ2

念願の自分の店を開いてはや1年




ようやく店も軌道に乗り始め、それなりの稼ぎと常連さんを手に入れた




カランコロン♪




お話に花を咲かせる綺麗なお姉様方が去った頃、扉の鐘が来客を告げた




最近よく来てくれる常連さん




優しい笑顔が素敵な人なんだよね




「今日も来ちゃいました」




そうやって茶目っ気たっぷりに笑う姿は年上とは思えないあざとさだ




『ふふ、ありがとうございます』




最初は男性客が少なかったこともあり、冷たさを感じたが今では気さくな人というイメージに変わった




「じゃあ、今日もオーナーのオススメの一杯で」




『今日もいい豆があるんですよ!』




柔らかな物腰で話してくれるこのお客様のお陰で、この時間は随分とリラックスしていられる




「そーだ、そろそろ聞きたいと思ってたんだけど」




『コーヒーについてですか?私に答えられることなら何でも大丈夫ですよ』




「俺が聞きたいのは、おねーさんの名前…って言ったら引く?」




その言葉にピシリと体の動きが止まった




どうしてそんなこと




「おねーさんともっと仲良くなりたいな、なんて」




もちろん、客としてね?と笑って話す様子に下心なんてなさそうに見える




もしかして私、早とちりした…!?




『わ、私の名前はAと言います』




「フルネームが知りたいなー?」




こ、この人私の気持ちわかっててやってません!?

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kotorei - 最高でした…‼︎これからもまったりと待ってます‼︎大好きてす‼︎ (2022年5月8日 9時) (レス) @page26 id: dc0273847d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年3月18日 3時

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