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俺は一心不乱に封筒を破いた。
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康二へ
東京の美容系学校に進学する事最後まで言えなくて
ごめん。
でも俺が康二の事大好きだった事に変わりはない。
出会えて良かったよ。
だからこそ、また康二に春に辛い思いさせることに
なると思って言い出せなかった、ほんまにごめん。
でも今のお前にはAがいる。
前に康二、Aと同じ幼稚園で初恋の人かもしれん
って言ってたやろ？
Aも康二の事覚えてたで。
でも別れも告げずいなくなった私の事なんて覚えて
ないだろうからって。
なあ康二？
Aの事今も好きなんやろ？
初恋実らせたれや。
ちゃんと気持ち伝えて、楽しい春にしてこい！
それに俺のせいでまた春嫌いになってるやろうから
失恋しても痛みは変わらへんやろ？笑
俺らはこれから別々の道を歩む訳やけど、ずっと
ずっと友達やからな。
康二ならできる。頑張れ。
柊真より
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作者名：Ashika | 作成日時：2017年4月20日 19時
