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早朝。今日もまた兵士達を稽古する。
『重心は普通に立つ時より前ね!そしたら強く押されても倒れないよ。そしてそのままドゴーンッ!!』
「最後もう一度説明お願いします!」
『構えてからのバコーンッ!!』
「効果音何とかならないですかね!!」
こんな感じに私達は真剣に稽古に取り組んでいた。
そのまま稽古を続け、太陽が高く上がる昼頃。もうご飯かな、なんて思っていると、稽古場にある人達が来た。
「A様!!お取り組み中申し訳ありません!スウォン様がお呼びです!」
声を張って私を呼んだのはミンス。そしてその後に続いて登場したのがスウォンだった。
『スウォン!!!』
本当に会うのは久しぶりである。遠くにいるため小さく見えるが、その少し小さめなシルエットがスウォンだと思うと、とても嬉しかった。
兵士達に断りを入れ、すぐに2人の元へ向かった。
私が近づいてくと、スウォンは笑顔で迎えてくれた。
スウォン「お久しぶりです、A。元気そうで嬉しいです」
そう微笑んでくる私の幼馴染。顔を見れただけで嬉しい。
『本当に久しぶり!スウォンこそ元気してた?また本ばかり呼んでない?しっかりご飯食べてる?…あら、この前会った時より身長伸びた?』
スウォン「Aは変わらないですね」
困った風に笑っていた。スウォンは相変わらずの様で、やはり心配だ。
スウォン「それよりもA、昼食後少しだけお時間頂けますか?」
『うん、大丈夫だよ!どうかしたの?』
スウォン「Aと少々お話したいことがありまして。昼食後、ぜひ書庫にいらして下さい」
私が了承したためか、返事した後のスウォンはとても嬉しそうで、周りに花が飛んでいるように見えた。笑顔なスウォンを見てるとこちらも嬉しくなった。
スウォン「ではまた後で。残りの時間も頑張ってください」
ミンス「A様、怪我があればすぐに申し出て下さいね!では私達は失礼いたします」
『ありがとね二人とも』
雰囲気の柔らかい二人が来て、1人でとても和んだのだった。
スウォンも大きくなっちゃってさあ。確かハクと身長同じくらいだっけ…
ヨナとハクもスウォンに会えたのかな。
二人の姿が見えなくなるまで手を振った。
よし!昼食まであと少しだ!頑張ってこう!!
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蒼月(プロフ) - クロウサさん» リクエストは前回にも述べさせて頂いたとおり、お作りすることはいたしません。理由と致しましては、作品制作に関してのリクエストは受け付けていないためです。長い期間をあけての返事となってしまい、大変申し訳ありません。引き続き読んで下さると嬉しいです! (12月21日 23時) (レス) id: 4a50e4cc53 (このIDを非表示/違反報告)
クロウサ(プロフ) - この前の、リクエストの件書いてくださいますか? (9月4日 7時) (レス) id: 004a3e734e (このIDを非表示/違反報告)
クロウサ(プロフ) - 大丈夫ですよ。 (9月3日 3時) (レス) id: 004a3e734e (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - クロウサさん» すみません!!今誤字っているのに気が付きました!!初めて!じゃなくて初めまして!です!!すみません!!何とも恥ずかしい間違いをしてしまいました!! (9月2日 23時) (レス) id: 4a50e4cc53 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - クロウサさん» 初めて!コメントありがとうございます!こちらこそ この小説を読んで頂けてとても嬉しいです!リクエストなのですが、申し訳ありませんがお作りすることはいたしません。本当にすみません。成り代わりではありませんが、引き続きこの小説を読んで下さると嬉しいです! (8月30日 22時) (レス) id: 4a50e4cc53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼月 | 作成日時:2023年3月21日 21時