〈31〉 ページ33
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーー
ハクとヨナに合流してから2日後、山を超え風牙の都に着いた。
そして目の前には両目を閉じ、ぐお〜と寝ている2人。久々のテウとヘンデだ。
門前にいるということはこの2人が見張り?白昼堂々と寝顔を見せるとは、どこか平和を感じれて良いのだが………門番としては失格だな
『……もう、2人ったら』
呆れながら起こそうと近づくと、隣からハクが2人に蹴りをいれた。蹴られた2人は目を覚まし、テウはいたいいたいと悶え、ハンデは状況が分からず辺りをキョロキョロとする。
ハク「見張りはお昼寝の時間か?この部族は」
ヘンデ「…ん?…ハク様?…それにA様も」
ハク「よ」
『久々ね』
ヘンデ、テウの順に私達を認識し始める。ここで感動の再会かと思いきや、2人は手に頬をのせ、のほほんとした表情でその場に座る。
テウ「へ〜、久しぶりー。10年ぶり?何で2人してここにいんの?」
ヘンデ「将軍クビになったの?明日があるさ」
ハク「相変わらずユルいな」
『ほんとにね。会わないうちに磨きがかかったわね』
テウ・ヘンデ「「我らは風の部族〜風の赴くまま逆らわずに生きるのであります〜〜」」
風の部族の理念を2人は泳ぐような動きをして話す。だらけるための言葉じゃないのよ、もう
『こら、言葉の裏を読まないの』
そんな彼らの額を指ではねる。いてっと反応を返す2人。
ヘンデ「なんかこの痛み久々〜。じんじんするぅ」
そう言って笑っているヘンデ。痛いと言っているのに何故か嬉しそう。
懐かしんでくれていて嬉しいが、再会したことじゃなくて額の痛みでなのが少し……まぁいいや。私も会えて嬉しいよヘンデ!
「
長話をしていたためか、都の人達は私達に気づき、あっという間に囲まれた。懐かしい面子ばかりだ。
「いつ戻ったの?」
「やだ、ますます男前になっちゃって」
ハクは女性に主に囲まれていた。
「A様久しぶりですね!いつまでここに居られるのですか?」
「綺麗になったなあ」
「やっぱりもう男の1人や2人いちゃうよな!」
そう言って1人のおじさんが肩を組んでくる。昔から食べ物をくれる人で懐いてたおじさんである。
『私には1人も居ないわよそんな人。からかわないでちょうだい』
ハク「寂しいことにな」
そう言ってハクはおじさんの腕を私からどかした。
『一言余計よ』
80人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蒼月(プロフ) - クロウサさん» リクエストは前回にも述べさせて頂いたとおり、お作りすることはいたしません。理由と致しましては、作品制作に関してのリクエストは受け付けていないためです。長い期間をあけての返事となってしまい、大変申し訳ありません。引き続き読んで下さると嬉しいです! (12月21日 23時) (レス) id: 4a50e4cc53 (このIDを非表示/違反報告)
クロウサ(プロフ) - この前の、リクエストの件書いてくださいますか? (9月4日 7時) (レス) id: 004a3e734e (このIDを非表示/違反報告)
クロウサ(プロフ) - 大丈夫ですよ。 (9月3日 3時) (レス) id: 004a3e734e (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - クロウサさん» すみません!!今誤字っているのに気が付きました!!初めて!じゃなくて初めまして!です!!すみません!!何とも恥ずかしい間違いをしてしまいました!! (9月2日 23時) (レス) id: 4a50e4cc53 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - クロウサさん» 初めて!コメントありがとうございます!こちらこそ この小説を読んで頂けてとても嬉しいです!リクエストなのですが、申し訳ありませんがお作りすることはいたしません。本当にすみません。成り代わりではありませんが、引き続きこの小説を読んで下さると嬉しいです! (8月30日 22時) (レス) id: 4a50e4cc53 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:蒼月 | 作成日時:2023年3月21日 21時