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今は新兵達に自主錬をさせている。本当は厠に行ってすぐ帰ってこようと思っていたものだが、大変な事にヨナがものすごく落ち込んでいる。
ヨナを残し稽古しにいくにはあまりにも心配であったため、女中の方に少しの間だけ自主錬するようにと伝言を頼んだ。ごめんね皆。
ハク「というか何で俺なんですか。」
ヨナ「…しょうがないでしょ？年の近い男なんてお前しか知らないもの」
変わらず突っ伏す彼女はもごもごと話している。よしよしと撫でていると、A〜、と言って抱きついてきた。
ヨナ「……スウォンのバカぁ」
これ程までにヨナは傷心している。ごめんね、私もどうすれば良いのかさっぱりだ。さらに言えば、相手はあのスウォンである。彼はお化けが現れれば、嬉しそうに観察して詳細を記すタイプのお人だから余計に難しい。
力になれなくてごめんと、私もヨナに抱きしめかえす。
「お前の結婚は嘘にならんかもしれんぞ」
ヨナ「え……？」
「無論。相手は然るべき者を選ぶがな。」
ヨナ「…父上…？」
しばらくすると後ろからイル陛下の声がした。ヨナはバッと私から離れ、すぐさま後ろを向く。私も視線を向けると、何やら陛下の雰囲気がいつもと違っていた。
空気を察し、陛下に対して礼をしてハクの隣へ移動した。お茶を持つミンスとハクと3人で様子を伺う。
婚約者はスウォンが良いと言うヨナに対して、スウォンは駄目だと断言する陛下。父上に私の恋愛をどうこう言われたくないと反論するが、それでも陛下は意見を曲げなかった。望む物は武器以外の何で与えてきたが、スウォンは与えることは出来ない、と。
陛下「お前は高華王国の皇女。お前の夫となる者は、この国の王となる者なのだ」
ヨナの表情が暗くなる。隣にいるハクは顔を動かし、外を見ていた。そこで、ザー とした音が私の耳に入ってきた。晴れていた空は、今では暗く 雨を降らしていたのだ。
ヨナ「…スウォンは父上の兄、ユホン叔父上の息子。……王家の血筋でしょ…？」
それでも陛下は、後継者は王の自分が選ぶと言った。
スウォンは立派な人。父上は武器を恐れて触れやしない臆病な王様じゃない。
……確かに臆病な王だよ、私は。お前の母は族に襲われ殺 された。王の一族は皆、このような危険がつきまとう。それを知って、私は再び妻を娶る気にはなれなかったよ。
陛下「…ヨナ。スウォンには幸せになって欲しいだろ…？」
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蒼月(プロフ) - クロウサさん» リクエストは前回にも述べさせて頂いたとおり、お作りすることはいたしません。理由と致しましては、作品制作に関してのリクエストは受け付けていないためです。長い期間をあけての返事となってしまい、大変申し訳ありません。引き続き読んで下さると嬉しいです！ (12月21日 23時) (
レス) id: 4a50e4cc53 (このIDを非表示/違反報告)
クロウサ(プロフ) - この前の、リクエストの件書いてくださいますか？ (9月4日 7時) (レス) id: 004a3e734e (このIDを非表示/違反報告)
クロウサ(プロフ) - 大丈夫ですよ。 (9月3日 3時) (レス) id: 004a3e734e (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - クロウサさん» すみません！！今誤字っているのに気が付きました！！初めて！じゃなくて初めまして！です！！すみません！！何とも恥ずかしい間違いをしてしまいました！！ (9月2日 23時) (レス) id: 4a50e4cc53 (このIDを非表示/違反報告)
蒼月(プロフ) - クロウサさん» 初めて！コメントありがとうございます！こちらこそ この小説を読んで頂けてとても嬉しいです！リクエストなのですが、申し訳ありませんがお作りすることはいたしません。本当にすみません。成り代わりではありませんが、引き続きこの小説を読んで下さると嬉しいです！ (8月30日 22時) (レス) id: 4a50e4cc53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼月 | 作成日時：2023年3月21日 21時
