［暁のヨナ］赤龍は鈍感過ぎてヤバイのです 0.1 過去編

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おじさんや若い女の人


幅広い年齢の方が入ってきて、



私達の顔を見ては安否をついた






男1「ハク様！そこの女子！無事でしたかっ！」



男2「良かったな！ムンドク将軍！」




女1「安心したわ〜！良かった！」





此処は少し狭い部屋なので、何人か襖からはみ出ている



そんな大勢な人達が、目の前でガヤガヤと喜び合っていた








一体 何に喜んでいるんだろう



なんで 私は寝てたんだろう…



そもそも、なんでハクが一緒にいるの…




顔が自然と俯く




分からない事ばかりで頭が痛くなってくる





『……一体……？』






小声で呟く


そんな中、ある視線を感じ頭を上げた



そこには、さっきまで喜び合っていた人達が不安そうな顔で私を見ていた




『…？どうしたんです？』




瞬きを何回もする



何が何だか分からない顔をしている私を横に、ハクが口を開いた





ハク「…お前、さっきから話しかけられてたぞ」




『…あ、ごめん ちょっと考え事してて…』



ハク「………」



女2「…え、 考え事？」



男3「それなら、良かった〜…まっ、よきゃねーけど、悩み事」



不安そうな表情が晴れ、笑顔になる周りの人達



『…良かった？』



ヘンデ「A さっき、顔色悪かったよ〜」




テウ「んで、皆心配してたんだ、お前を…Aを」




『っ//あ、ありがとう！』



そんな事で、心配…




無意識のうちに頬が緩む








そういえば


“お前”


気にしてなかったけど


ハク…
さっき 私のこと、Aって呼んでくれてたよね…





ハクの方を見て言う



『ハク？…』




ハク「…ん？」




『私のことお前呼びじゃなくてAって呼んで、お前って名前じゃないから、私！』




ハク「知ってるっつーの A」



ハクは私の名前を呼ぶとともに笑顔を浮かべた






すると四方八方から口笛の音が行き交った




『？』




男4「ハク様も隅におけねー男だな〜」


女3「まだ８歳っていうのに、若いもんは違うな〜、A？ちゃん、羨ましい〜」





ハク「っちげーよ！お前ら！」





『？』




目の前で繰り返される、怒るハクと、ニヤニヤする周りの人達



そんな中



？「速報！！速報！！」



ある二人の男が手を真っ直ぐに上げ、ニヤニヤしながら話す





なぜか見たことのある顔だった




『…あっ！、門番の人』






門番1・2「「ハク様、この女子抱きしめてたんだぜ！！」」









？

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