［暁のヨナ］赤龍は鈍感過ぎてヤバイのです 0.1 過去編

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ムンドク将軍の声を聞き、門番の二人は背を正した


門番1「報告です。今日の数時間前、ハク様はちょっと散歩すると少し呆けながら何か呟いて 外へ出しまして、」



門番2「その後に あの女子が、少し楽しそうに無我夢中で走って、俺たちの問いにも答えず、外へ出て行きました」



門番1「それで、こいつに門番を任せ 俺は追いかけたんですよ」



門番2「初めは誰が追いかけるって揉めて、結構 後だったんですけど」



門番1「ま、まぁー、見失った訳ですよ。だけど、俺らって山に詳しいだろ？

んで、数分くらいですかね、見つけたんですよ





周りに屍となった大男数人と大量の血が付いている女子とその女子を抱きしめる怪我をしたハク様を」



ムンドク「……」


眉を吊り上げる



門番2「検討は付いてます。しかし、ありえないんですね、現実的でない感じで」



門番1「まぁー、この事を知っているのが、俺らとムンドク将軍と血を拭き取って風呂やら看病をしてくれた、ばあちゃんの4人」


門番2「他にも知ってる人が居るかも知れませんが」


ムンドク「……そうか。ありがとう、二人も」


門番1・2「いえ」


門番2「またおかしな点があれば 報告しますね」


ムンドク「頼りにしてるぞ」


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じっちゃんが席を外している頃、


あの2人の門番のせいで、質問責めにあった


当の本人達はどこかへ行っていて、凄く無責任だと思った


そうして、いつの間にか夜になっていた



「もう遅いし寝させてあげよう」と誰かが言ったと共に、人だかりが無くなった

(凄くありがたい)


一人一人「しっかり寝てね」のような一言をかけて、帰って行った


一言ずつ残してテウもヘンデを自分の部屋に帰った




『……疲れた』


ハク「俺も…」


隣で肯定するヘタレ黒髪


『じゃあ、寝よっか、ハク』


ハク「あぁ、……」


そして、私達2人は正面で寝転び布団を掛けた



あったかい


寝転んでいるだけでも疲れが取れるような気がした


そして、瞼を閉じようとした時、隣でハクが口を開く


ハク「…昼話した話は忘れろ」


そう言ってハクは、私に背中を向けた


『…ん、わかった…ハク』


睡魔で昼の話なんてどうでもよく思い考えず、肯定した


そこからは誰も話さず、

次こそはしっかり瞼を閉じることが出来た


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