［暁のヨナ］赤龍は鈍感過ぎてヤバイのです 0.1 過去編

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これは、私の小さかった頃の話，

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男1「こいつが赤龍だ」


男2「親はどうした？」


男1「泣いてたな、無理矢理 娘と引き離されたからな、 っアハハハハハ」


男2「柄の悪い事すんなー、まっ 面白い試合が見れるんなら良いだろ、親も喜ぶぞ〜、自分の娘が人を楽しませるのだからなー、アハハ」






赤龍の村では、男2人が気味の悪い笑みを浮かべ、床に置いてある布に包まれている赤子を見ていた



この赤子は産まれてから、産声も上げず、ずっと目を開けていて静かだった




男2「しかし気味が悪いな、泣きもしない赤子なんて」


男1「それが赤龍らしいぜ、とにかく連れて行こう」




そう言って、2人の男は赤子を抱き上げ 歩き出した







赤龍とは、建国神話には記されていない龍だ

超音波を発する事が出来、耳は遥か遠くの音が聞こえる


不気味だが、赤龍の村の人達だけからはあまり怖がられていない

そして、赤龍の村の人達はせっかくの力なのだから、利用しようと考えていた



その結果、









・









・





｛競技戦｝に出す事が決まった





赤龍の村の競技戦は


〈 魔物 複数〉 対 〈赤龍 1人〉


で行われた


先代赤龍は、魔物に喰われたそうだ



そして私は2歳の時、此処に放り込まれた


そこで5年間、闘っては休み、闘っては休む事を繰り返していた


私が5年間で倒した魔物はもう数え切れない。言葉にするなら〔全勝、無敗〕だった


2,3歳の頃は、よく傷だらけになったり致命傷的な大怪我もしたけれど、4歳になってからは よく無傷で試合が終わっていた



それに恐れを感じたのか、前までは一日二食少量だった食事が、一日一食少量に減らされた



一方で、競技戦は前よりも盛り上がりを見せ、赤龍の村の人達だけで開いていたのに、

いつしか何処かの賊も加わっていて、賭けなどをして遊んでいたらしい



我ながら、2歳という幼い時から魔物と戦ったのに自分が死んでいない事にびっくりだ




そして私が7歳の時、
お腹が空き苦しい暮らし、
生き物の命を奪ってしまう事、
闘う事に 我慢の限界を感じ赤龍の村を抜け出した

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