【鬼滅の刃】腐女子の私は、悶えていたら転生した。

45の腐 ページ47

『……いないな〜』


声すら聞こえないし

まさか選んだ道間違えちゃった？


『……』



クソッタレ！まじそれは勘弁して欲しいのだが！！

出ていった彼達に着いて行かず畳で転がっていた自分を恨む


馬鹿野郎！！なんで着いて行かなかったんだ自分！悶えるのは分かるけど我慢しろよ自分！エピソードを見終えてから悶えろや自分！
あ"ぁ"ぁぁああ"


後悔がぁぁあ"あ"

見だがっだぁ"ぁあ"あ"







いや



まだ間に合う……でしょ


うん、間に合う

いや、間に合わせる


イコールで間に合う！！うん！いける！！うん！



我ながら天才な自問自答をし、そのまま歩き進めた(？？？)



少し進んでから微かに私の名を呼ぶ声が聞こえた


呼んだ？と振り返ってみるが誰もいない。空耳だと思い再び足を進めると今度はハッキリ聞こえた。同時に凄い足音も




？「Aさぁぁぁあああああん！！！！！その場に居てぇぇえええええ！！！」



この声は……



誰の声が秒で分かった

とりあえず声のした方に身体を向け、言われた通りその場に立ち止まっていると、その方向から凄い血相のたんぽぽが現れた(走ってる)


何その顔…？怖いよ？？ねぇ



『…ぜ、善逸、どうし＿＿＿＿ ｸﾞﾊｯ』


退きながら声を掛けると、いつの間にかたんぽぽは目の前に現れ同時に腹に強い衝撃を感じた


突進されたのだ。推しのたんぽぽに。最高。だけど何の抵抗も出来ず地面に落ちる。死ぬ


倒れていくのがやけに遅く感じた。そしてその間に軽く走馬灯を見た


デジャブを感じる。私はこの世界に来てたったの2日しか経ってない。それなのにもう3度は死にそうになってる。……恐ろしい


そう考えていると後頭部やら背中やらが立て続けに痛んだ。やっと倒れたらしい


『ｯ〜＿＿』


声にならないくらい痛かった。特に後頭部。気持ち悪い

てか善ちゃん走り早すぎ。急に目の前に現れたし、心臓口から出ちゃうよ



善逸「見つけたぁぁああ！！Aさんいたよぉおお！！もう！探したんだからねぇ！！｣



一緒に倒れたのか、全ての痛みの原因が私の上に覆いかぶさった

そして善ちゃんの両腕が背中を周り、抱き締められたこと気づく

更には私の胸元にぐりぐりと自分の顔を押し付けた



善逸「なかなか訓練所に来ないって皆心配してるよぉ！！俺も心配してたんだから！傷着いた体でもう鬼倒しに行ったかと思ったぁ！！Aさんのバ…カ………………ッ」



とても変な感触だった(善ちゃんの顔)

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