【鬼滅の刃】腐女子の私は、悶えていたら転生した。

26の腐 ページ28

『……す、座ろう。炭三郎くん』



炭治郎「……炭治郎です」



『…炭武郎くん』



炭治郎「…炭治郎です」




のっそりと2人は縁側に座った



『……(私って凄い人なんだな！目瞑ってただけなのに逃げられたなんて！あたいの身体は優秀よ！！流石光柱！！)』



炭治郎「……(速かった…。あんなに近かったのに避けられるなんて。この身の裁き、これが噂の光の速さ…凄い！)」



軽く沈黙が続いた




炭治郎「…あの、Aさん。思わず頭突きしてしまってすみません！」



『いいよ、大丈夫。結果オーライで、怪我してないし』



炭治郎「…おー、らい？」





まじであれは走馬灯見えたからな


一瞬過ぎて、何見えたかは分からなかったけど


あれは恐怖よ、トラウマもんよ





炭治郎「…Aさん、昨日の件もすみませんでした」


『大丈夫よ？全然気にしてないし、気にするものでもないし。』



炭治郎「…変わってますね」


『……そうっすね』




炭治郎って純粋無垢な顔でよくナチュラルに毒吐くよね


そんな所が堪らないね！(Mじゃないよ)




炭治郎「……昨日、本当は謝りに行ったんです。だけど、結局言えませんでした。…なので！今ここで伝えます！」



キリッとした目がこっちに向いた





あ〜、そんだったんだね


昨日、謝りに来たんだね


ごめんね？昨日、皆に会えて興奮してたから、一方的に話して帰したね

すまんね？知らなかったわ






何だろうっと言葉を待っていると、炭治郎は急に頭を地に付けた


いわゆる土下座

めっちゃ流れが綺麗だった







炭治郎「3日前の任務、足を引っ張ってしまってすみませんでした！！そしてこんな大怪我に！！次はもう！！絶対に！！情けなんてかけません！！」




『……(それは、まだ中身が変わってない頃のやつだよね。……すまん！全く話がわかんねぇわ！本当に私の脳みそ使えねぇな！！)』



炭治郎「……」




土下座を続ける炭治郎




やべぇ、返す言葉がねぇよ




『……』




炭治郎って大変だね


色んなモノ背負ってるもん



大変、大変




炭治郎って15だよね


流石よ、まだ子供なのに
(自分は18、精神年齢13)

(13は丁度、男女の性を知り、下ネタを言いまくる歳)




『…頭上げて？』



炭治郎「……はい」




ゆっくり上げられた顔には反省の色が大いに伺えた



一つ一つに囚われ過ぎてたら寿命縮むよ？






『今日の炭治郎は謝ってばっかだね！』



笑ってみせた

27の腐→←25の腐

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す