綺麗な海上で【コビー】 (ページ1)

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海の上で1 ページ1

「ふ､ぁあ . . . 」

私の朝は午前４：３０から始まる｡

騒がしく鳴る目覚まし時計を止め､

面倒臭そうに布団を剥ぎ､ベットから降りる｡

辺り一面のアニメグッズに見惚れ､元気になった後は､

歯を磨いたり顔を洗ったり､

着替えて朝ご飯を食べて､仕事に行く用意をしたり｡

他の人と何ら変わりの無い人生を過ごして居る｡

他の人とちょっと違う事は､朝の余った時間でアニメを見たり漫画を見たりする所だけ｡

そう､桜子 20歳前半｡

元気にアニメヲタクやってます｡

何て周りに言える筈も無く､二十数年間ヲタクを拗らせながら育って行った｡

「は～…今日も可愛いーッッ！！」

家には生憎誰も居らず､所謂一人暮らしと言うものだ｡

初めはホームシックやら何やらに襲われ､何度実家に帰りたいと思った事か｡

然し今となっては､叫んでも親に怒られないという良い点を見付けた為､未だに一人暮らし続行中｡

「あ､やッべ時間だ！」

今日も何時も通り朝の残った時間でアニメを見て､パワー全開にして仕事場に行く｡

そんな私の夢は､

「二次元に行きたいなァ」

無理だと分かって居るけれど､

私の夢は、

二次元に行く事です｡