烏野マネは音駒のリベロに狙われ中【HQ】【夜久衛輔】 (ページ7)

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好きだ！ 6 ページ7

＿＿＿＿A side ．

時刻は21時半。
夜ご飯も食べ、私は部屋に戻った。
布団の上で横になってさっきの事を考えた。

結局、あの後夜久さんと話すことは無かった。
私だって、男として見てないし、ただ、慣れてなかっただけ。堅治くんとはああなることは多いけど…でも、他の男の人とはないから…。

『うわぁぁぁぁ、もうどうしたら…』

私には堅治くんが必要。
堅治くんにとって私が必要かは分からないけど、思ってくれてたらいいなと思ってる。
…だから、私は堅治くん以外…要らない…。

その時、スマホから電話の着信音が鳴った。

『わっ、だ、れ…堅治くん！』

堅治くんからの電話って分かって嬉しくなる私は相当彼のことが好きなのかな。

『もしもし！堅治くん！』

堅《お前、電話出んの遅せぇ。》

『ゔっ…ごめんなさいね、堅治くんからかかってくるの珍しくて嬉しくって』

堅《あっそ。》

『うわー、彼女に向かってあっそとか！ないよ』

堅《照れてんだよ分かれよバカ》

『えっ…へぇーへぇーふーん？』

堅《うぜ、んで今何してた？》

堅治のこと少し考えてたなんて言えるわけないでしょ。

『合宿中だから今日の振り返りみたいなのしてたけど』

堅《あ、そーなの。俺まだ自主練しててその休憩中。》

『え、こんな時間までやってるの!?帰った方がいいよ、もう外暗い』

堅《女じゃねぇんだから大丈夫に決まってんだろーが。アホか》

『アホじゃないし!!心配して言ったんだし！何なのホント』

堅《あーあーごめんって拗ねんなよ》

『謝罪の気持ちが感じられないな』

堅《すみませんでした》

『よろしい。…でも、なんで電話かけてきたの？』

堅《…最近会えてなかったから…その、寂しくなった》

急なデレは反則だよ…。
私と堅治くんの間に沈黙が訪れた。

『そ、…そっか、私も会いたい』

堅《…今度会おうな》

『うん、…え、もう終わり？』

堅《もう夜も遅いしな、早く寝ろよ。》

『…うん、そうだね、おやすみ。』

堅《おう、おやすみ》

そう言われ、私は堅治くんからの電話を切った。
短かったけど、声が聞けただけでも嬉しいから。

潔｢Aちゃん…？｣

『…っえ、』

先輩…!?

潔｢今の…彼氏さん？｣

『え、あ…』

ど、どうしよう…！