EIGHT ページ9
．A side ．
『ほんとにっ、彰人！いいから…！私だって全然料理できるし…練習で疲れてるなら帰った方がいいよ…』
｢お前と一緒に居たいって言ってもつき帰すのか？｣
『うっ…それは…帰せないけど…』
｢ま、それが第一の理由なんだけどな｣
更々帰るつもりはないらしかった。
キッチンで具材を切ったり炒めたりしてる彰人を見ると、なんというか…
『…なんか、夫婦みたい』
｢！？
おまっ…ｹﾞﾎ､｣
『え、ちょ、大丈夫？』
咳き込んだ彰人の傍に寄って背中を摩る。
すぐに落ち着いて、そのまま包丁を置いたかと思うとこっちを向いて近付いてきた。
『え、ちょ、何、？大丈夫？』
｢…本気で言ってる？その発言取り消すとか言わねぇよな？｣
『えぇ、なんで…？取り消さないけど』
壁まで追い込まれ逃げ場が無くなった。
と同時に、横に手を置いて壁ドン…、をしてきた彰人。
『…な、何この体勢…』
｢…俺は別に、夫婦になっても…いいと思ってる｣
『え…い、いやまだ早いって、ご、ごめんねジョーク！アメリカンジョーク！』
じっと見つめてくる彰人の視線に耐えられず顔を横に逸らすも、｢逸らすな｣。その一言でまた顔を正面に向けられる。
｢…何顔赤くしてんの｣
『してない、…早く退いて』
｢してんだろ、耳まで真っ赤｣
『っ！や、触んないで…』
｢…かわい｣
甘々な雰囲気。
ずっと私を見つめてそして、耳を触る彰人。
正直、この空気は私には無理…！
『〜〜っ、退いて彰人！早く！！料理！作ってくれるんでしょ、』
｢1回だけ許して｣
『へっ、何…ん、』
びっくりして前を向くと、彰人の顔がすぐ近くにあってキスをされた。
え、と思っている間にも、まだ彰人は離れない。
段々苦しくなって彰人の胸を叩くと、スっ、と離れてくれた。
『は、はぁ…っ、はぁ、急に何すんのっ…！』
｢は〜…くそ、ほんっとに可愛いなお前｣
『じょ、冗談やめてよ…！私そんなキャラじゃないじゃん』
｢あー、わーったわーったよ。料理作っから待ってろそっちで｣
『な、ちゅ、ちゅ…したのはそっちだからね！』
ビッと指を指すと苦笑いしながら｢待ってろ｣と言われた。
さっきのき、…キスも嫌じゃなかった。
火照る頬を冷たい手で冷ます。
彰人の顔が近付いてきた時、ほんとに頭が…パンクしそうだった。
．
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ナナマカロン(プロフ) - Reiさん» すみません、ありがとうございます…。 (2022年2月19日 8時) (
レス) id: 22df617634 (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - ナナマカロンさん» 忙しいですよね。気長に待ってます (2022年2月18日 22時) (レス) id: 426000beb8 (このIDを非表示/違反報告)
ナナマカロン(プロフ) - Reiさん» すみません、まだ終わりでは無いですが続きを書く時間がちょっと割けず…もう少しで続き出ます。申し訳ないです、、、 (2022年2月18日 19時) (レス) id: 22df617634 (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - 終わりなんですか？ (2022年2月18日 17時) (レス) @page7 id: 426000beb8 (このIDを非表示/違反報告)
ナナマカロン(プロフ) - 昨夜さん» わー！ありがとうございます！！まだまだ語彙力ないですが頑張ります！ (2022年1月26日 17時) (レス) id: 22df617634 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナナマカロン | 作成日時：2021年10月24日 18時
