TWENTY ページ21
．A side ．
『私も…新の隣で1度は歌いたいよ。だけど…ブランクが凄くて…恥晒しになるもん、無理だよ…』
新｢そう？俺はそうは思わないけどな｣
『…カラオケにしか行ってないし、ライブっていうライブも全然してないし参加してない。これで新の隣に相応しいって言える？』
新｢…気持ちがあれば俺はいいよ｣
『気持ち…？』
新｢歌が大好きって、RAD WEEKENDを超えたいって、少しでも思ってるなら俺は全然いいよ。…でもその気持ちが全くと言っていいほどないなら、俺の隣で歌って欲しくないかな｣
｢謙さんありがとうございました｣と言い、空のチョコレートパフェを下げる新。
さっきの新の言い方は、お世辞にも暖かいとは言えない。
だけど、私の心を燃やすにはちょうど良かった。
『新』
新｢ん？｣
『やる。新の隣で歌いたい。新の隣に相応しい相棒的存在になる。から、…私と、1回でいいから組んでくれる？』
新｢1回だけじゃなくて、これからも別にいいけどね。｣
『…なわけないでしょ、新は…颯真くんがいるんだから』
新｢あれ、俺あいつのこと話したっけ？｣
『…？物心ついた時からずっと一緒にいたでしょ、そっちはさ』
首を傾げる新を前に、少し怖くなる。
新が話してないなら、今私は新の相棒くんを知らないはず。
私と新の会話の中で、もしかして颯真くんは出てきていない…？
新｢…まぁ、いっか。知ってくれてるなら話す手間省けるし｣
『何それ、面倒くさそうなの』
新｢…ふ、別に、なんでもないよ？…さ、一緒に練習しようか｣
『あっ、ちょっと！頭撫でないでよ髪崩れる！』
くしゃっとした笑顔を浮かべながら私の頭をぐしゃぐしゃ撫でる新。
睨んでも新は笑ったまま。
『ねぇ、新』
新｢ははっ、何？｣
『新は笑ってた方がいいよ笑』
あ、今の言葉はおかしかったかな、なんて思いながら顔を見ると、新は顔を赤くして、
新｢ほんっとに心臓に悪い…やめてよ急に…｣
なんて顔逸らして言っていた。
こっちまで恥ずかしいな。
『…なんか、照れる』
新｢俺もなんだけど｣
『絶対新のせいじゃん、伝染した』
新｢そんなことを言ったA確信犯でしょ｣
『なんのことでしょう』
新｢逸らさない｣
お互い顔が赤いまま、顔を見合わせて笑いあった。
．
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ナナマカロン(プロフ) - Reiさん» すみません、ありがとうございます…。 (2022年2月19日 8時) (
レス) id: 22df617634 (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - ナナマカロンさん» 忙しいですよね。気長に待ってます (2022年2月18日 22時) (レス) id: 426000beb8 (このIDを非表示/違反報告)
ナナマカロン(プロフ) - Reiさん» すみません、まだ終わりでは無いですが続きを書く時間がちょっと割けず…もう少しで続き出ます。申し訳ないです、、、 (2022年2月18日 19時) (レス) id: 22df617634 (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - 終わりなんですか？ (2022年2月18日 17時) (レス) @page7 id: 426000beb8 (このIDを非表示/違反報告)
ナナマカロン(プロフ) - 昨夜さん» わー！ありがとうございます！！まだまだ語彙力ないですが頑張ります！ (2022年1月26日 17時) (レス) id: 22df617634 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナナマカロン | 作成日時：2021年10月24日 18時
