ELEVEN ページ12
．彰人 side ．
｢…おーい、朝だけど｣
さっきからずっとAの家のチャイムを鳴らしてる。
なのに、返事すら来ないし物音も立たない。
あいつに限って夜更かしはないし、風邪か？
｢…おーい。A｣
冬｢彰人、おはよう｣
｢おー、冬弥、はよ。…なぁ、Aが起きねぇんだけど｣
冬｢A…あぁ、瀬田か。確かに物音がしないが、もしかしたら先に行ったんじゃないか？｣
｢先に…？あいつに限ってそんなことあるか？…でもここに何十分もいたら遅刻するな…どうする｣
冬｢…とにかく、後でメッセージを送ろう。行くぞ、彰人。時間も時間だからな｣
｢確かにな…おう｣
Aが既に学校に行ってる事を願いながら学校に向かった。
学校に着いて周りを見ても、Aの姿は無く。
｢げ、司センパイに神代センパイじゃねぇか。｣
冬｢司先輩に神代先輩、おはようございます。｣
司｢おお！冬弥、それに彰人！おはよう！！｣
類｢おや、青柳くんに東雲くんか。おはよう。そういえば、先程瀬田くんが走っていったよ。もしかしたら既に教室にいるのではないかな｣
司｢む？類！俺は見なかったぞ？！｣
類｢ほんとに一瞬だったからねぇ。とにかく、青柳くんはまだしも東雲くんは探していたんじゃないのかい？｣
図星を突かれ黙る。
確かに探していた。
なのになんで神代センパイは分かったんだ…？表情に出てたか？
｢すみません先輩方、俺はA…瀬田を探してました。情報ありがとうございます。行くぞ冬弥｣
冬｢あぁ。分かった。司先輩、神代先輩、ありがとうございました。｣
司｢なんてことない！｣
類｢礼には及ばないよ。｣
あの二人の先輩方は、面倒事しか起こさないと思っていたが、案外頼りになるもんだな。
冬弥を連れて、急いでAがいるクラスに行く。
｢ごめんね、A、あー、瀬田さんいる？｣
女｢瀬田ってAちゃんの事だよね？｣
｢あ、うん。｣
女｢Aちゃーん！男の子が呼んでる｣
『え、私に男の子？…やっぱり彰人じゃん、どしたの』
｢ちょっと話してぇんだよ。いいか？｣
『…昨日のならもう終わってるはずだけど』
｢…いーから！｣
『えっ、ちょ、引っ張んないでよ！』
こいつが正直、昨日の話をしていい気分になるとは思わない。
だけど、もしこのまま話をしなかったら、
Aはずっともう、音楽と向き合えなくなるから。
それだけは嫌だ。
．
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ナナマカロン(プロフ) - Reiさん» すみません、ありがとうございます…。 (2022年2月19日 8時) (
レス) id: 22df617634 (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - ナナマカロンさん» 忙しいですよね。気長に待ってます (2022年2月18日 22時) (レス) id: 426000beb8 (このIDを非表示/違反報告)
ナナマカロン(プロフ) - Reiさん» すみません、まだ終わりでは無いですが続きを書く時間がちょっと割けず…もう少しで続き出ます。申し訳ないです、、、 (2022年2月18日 19時) (レス) id: 22df617634 (このIDを非表示/違反報告)
Rei(プロフ) - 終わりなんですか？ (2022年2月18日 17時) (レス) @page7 id: 426000beb8 (このIDを非表示/違反報告)
ナナマカロン(プロフ) - 昨夜さん» わー！ありがとうございます！！まだまだ語彙力ないですが頑張ります！ (2022年1月26日 17時) (レス) id: 22df617634 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ナナマカロン | 作成日時：2021年10月24日 18時
