1年間、貸切されました 。【東京卍リベンジャーズ】【灰谷竜胆】

7日目○ ページ8

もう1回Aちゃんと話したかったから、桜石高校に来たわけだけど、





晴｢ほらいるじゃん！行ってきな！授業は少し休んだって全然大丈夫だから｣


『だからそういう問題じゃないってのに…！』


美音｢はい、頼んだよー｣





Aちゃんの友達2人はAちゃんを置いて、教室に戻ってった。
……超気まずいだろーが…!!
兄ちゃんどうしたらいいんだよっ。





『あの…わざわざ来てくださってありがとうございます』


竜｢…あ、別に俺が来たかっただけだから…｣


『あ、そうなんですか、よかった…笑』





ぎこちなさもありながら笑うその姿に少し見惚れた。
Aちゃんは多分、男子とかあまり慣れていない。だけど頑張って俺と話そうとしてくれてるってこと…なのか？
……やべぇ、自惚れんなアホ。





竜｢悪ぃこのままじゃ気まずいな、どっか行くか｣


『あ、別に気まずくなんかないです！』


竜｢いや、…きーつかわないでいーから｣


『べ、別に気を遣ってなんか…』


竜｢ほら、どっか景色綺麗なとこ行くか。俺喧嘩しかしねぇから分かんねぇけど…｣


『！はい、行きます』





バイク乗る前に敬語辞めて、呼び方はなんでもいい、ということを話したら渋々了承してくれた。





竜｢ん、これ被って｣


『これ、バイク乗る時の？』


竜｢うん、俺は付けてないけどAちゃんはあれだろ？女の子だし｣


『！…女扱い、ちょっと照れる、、』


竜｢…まぁな、ほら、掴まって｣





俺が前に座って、Aちゃんが後ろに乗り俺の腹に手を回してきた。
正直言って、俺も男だから感じるものは感じる。
…好きな女なら尚更な。





『えっと…〇〇公園、お願いしまーす』


竜｢あ、あそこか。おっけ、しっかり掴まってな｣


『うん！』





意外にもAちゃんは乗り気だった。
後ろに女を乗せてるのもあるから、そこそこのスピードでバイクを走らせ、公園に。





『ありがと…わっ、キレー!!私来る時夕日ばっかだからこんな時間に初めて来た…』


竜｢初めて来たけどなかなかいいな｣


『だよね！私ここ落ち込んだ時とかよく寄るの』


竜｢？例えば何で落ち込むんだよ｣


『…部活、とか？笑』


竜｢嘘つけ、顔書いてあんぞ。…嫌なら聞かねーよ｣


『…聞いて欲しいって思うから、話し…たい』


竜｢…無理すんなよ｣


『うん、ありがとう』





落ち着いた頃、Aちゃんは話し始めた。

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