1年間、貸切されました 。【東京卍リベンジャーズ】【灰谷竜胆】

20日目○ ページ22

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いや、バカ可愛い。
は、…？
思考停止しちまってAに心配された。
首傾げてた。
可愛い！！
もうずっと首傾げてて！



海に着いてからもずっとはしゃぎっぱなし。
小5以来か、可愛いな。
俺もうそんときから兄ちゃんと喧嘩してたわ。

写真、撮りてぇなぁ…。

…いいよな、次期付き合う関係なんだし、写真くらい普通だよな。



･
･



何故。
何故こうなった…？





｢お兄さんかっこいいですね〜｣

｢良かったら写真1枚、モデルとして撮らせてくれませんか？｣

｢そこに立つだけでもいいんです！｣


竜｢すみません人待ってるんで無理っす｣





何故かモデルになって写真撮らせてと言われてしまった。
逆ナンとかでは無いから安心したけど、これじゃあA戻ってきにくいじゃねぇかよ…。

だけどこの人たちも撮るまでどっか行ってくれそうにねぇな…。





竜｢1枚だけなら…｣


『りっ、竜胆くん！ごめん！！更衣室結構混んでて…』


竜｢…え｣





Aの声が聞こえたから見てみたら、可愛らしい姿で。
さっきとは違う三つ編みでお下げしてて、水着のタイプ？はよく分かんねーけど上と下で分かれてて腹出てて。Aによく似合ってた。可愛い…。
クビレ…えろ…。ってそんなこと言ってる場合じゃねぇよ…！





｢あら、彼女さんですか？良かったらお2人で撮らせてください！｣


『えっ？何…？てか竜胆くんやっぱり水着かっこいい…』


竜｢まっ、A今言うんじゃねぇっ、！｣


『え！？ごめん！あと、さ、撮影？なの？これは…』


竜｢まあ…モデルになってって言われたんだよ。…1枚だけいい？｣


『え、全然！私でいいの？』


竜｢…Aがいい。｣


『っ、わ、分かった、』





Aと2人で、指示されたポーズをこなしていく。
時々恥ずかしいのもあった。こう、…Aの手が俺の胸元にあったりとか、俺の手をAの腰に回したりとか、そういうカップル上級者がすること。
俺たち正式にはカップルじゃねぇからな…。
Aを見たら超顔赤くしてた。
クソ可愛かった。





｢ありがとうございました〜！今現像して渡しますね〜。どうぞ！｣


『ありがとうございます…』


｢ではごゆっくり〜｣





手渡された写真はAも見たくないのか顔をまた赤くして目を閉じてる。
こんなの…無理だろ、付き合ってるわけじゃねぇのに…。





『…竜胆くん、海行く？』


竜｢お、おう｣





まだ顔が赤いA。可愛い。

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