14日目〇 ページ16
やっと、聞けた。
Aのホントの気持ち。
竜「やっと…言った。」
『竜胆くん…好きです』
竜「ん、俺も…好きです、…」
どちらからともなく抱きしめ合う。
やっと、本音が聞けた。
自分の気持ちを言ってくれた時のあの赤い顔、緊張してるような目の震え。
とてつもなく可愛かった。
竜「…あの、さ、俺…お前と、」
『っ!…竜胆、くん』
竜「え…な、何…?」
『ごめんなさい、私…今は、付き合えない』
竜「は…?な、なんで」
『私っ、竜胆くんの隣に立てるくらい、竜胆くんに相応しい女の子になりたいっ…!』
竜「っは…、!?」
びっくりだ。
そのままでも、俺の隣にふさわしい…っつーか、なんつーか…
俺の方が、Aに相応しくならなきゃいけねぇほうだ。
あっという間に俺の目にもAの目にも、大粒の涙が零れ落ちていた。
竜「俺は…っ、Aのそのままがいいんだよ。相応しくなってくれんのも嬉しい、もっと可愛くなってくれても、何してくれても嬉しい。だけど俺は、お前の全部が好きだ。Aの、全部が好きだから。だから…今のままがいいんだよ…」
『っ…竜胆くん…私っ、ごめん…っ!』
竜「っ、…1年後…」
『っ、?1年後…?』
竜「1年後、もう1回、ここで告白させて欲しい。それまで…俺と、Aの好きって気持ちがお互い、まだあったら…俺と付き合って欲しい」
『っ…〜っ、絶対、約束…っ、!』
竜「約束だからな…っ、!」
抱きしめ合って、お互い顔を見せないようにして大泣きする。
つい最近まで、この恋に勝ち目は無いと、思い込んでいた。
だけど、やっと。
やっと、好き同士なんだな…。
絶対、1年後、想いを伝えてAを俺の女にする。
『…もう、夏だね、笑
早いなー』
竜「だな、笑
あつ…。なぁ、…その、Aが良かったら海行かねぇ?」
『えっ、あっ…うん…』
竜「ふ、顔真っ赤だぞ笑」
『ううううるさいっ、もう…どうしよ、可愛いの買お…!竜胆くんやっぱりビキニとか好きなの?笑』
竜「いや、俺あんま好きな奴の肌は他の奴らに見せたくねぇからなぁ笑」
『そうなんだ〜…って、す、好きな人って…照れちゃう笑』
竜「…Aの好きな人も俺、だろ?」
『!…ふふ、うん、大好きです』
竜「っは〜…これで付き合ってねぇって…ほんと付き合いてぇ」
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ナナマカロン(プロフ) - 良かったです笑ありがとうございます!好き!?笑ありがとうございます(泣 (2021年6月1日 22時) (レス) id: 22df617634 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆん(プロフ) - いやいや!全然おかしくないです!!むしろ好きです!! (2021年6月1日 19時) (レス) id: 9338397c09 (このIDを非表示/違反報告)
ナナマカロン(プロフ) - ゆんゆんさん» わ!ありがとうございます!笑最初やっぱりおかしいかななんて思ってたんですけど…、よかったです笑頑張ります! (2021年6月1日 18時) (レス) id: 22df617634 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆん(プロフ) - 灰谷兄弟大好きです!!とくに竜胆!更新楽しみにしてますね!頑張ってください! (2021年6月1日 7時) (レス) id: 9338397c09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナナマカロン | 作成日時:2021年5月13日 22時