11日目● ページ13
それからというもの、確実に私は〇〇くんと仲良くなれていたと同時に、琉娘も〇〇くんと仲良くなっていた。
『琉娘、最近〇〇くんと仲良いんだね』
琉「え〜?…あー、まあ笑
Aの話で盛り上がるからさ」
『ほんとに?変な事話してないでしょうね』
琉「はは笑
だーいじょぶだって!そんな心配しなくても〜!Aが不安に思うようなことは何も無いから!」
『ほんとぉ〜?』
琉「ほんとほんと笑」
私が〇〇くんのことを好きっていう話をしてから、琉娘との距離感が分からない。
私と〇〇くんのことを応援してるね!って言いながら、自分も仲良くなって。
確実に、仲が前よりギクシャクしていた。
『え、今日遊べないん?』
琉「ごめんよ!今日委員会でさ…まじで委員会うざい〜笑」
『委員会ね、笑分かった、また埋め合わせしよ?ばいばい!』
琉「はーい!」
琉娘との距離感も分かって、前より仲良くなれたと思っていた時に起きた、あのこと。
琉娘のことを、本気で嫌いになった時だった。
・
・
『やば、明日の提出物学校じゃん、』
まだ学校開いてるよね5時くらいだし、と思い急いでスマホと鍵を持って家を出た。
『えーと、確か…あった〜!これで帰れる』
ホッとして今度こそ帰ろうとした時、聞き覚えのある声が2つ。
〇「ほんとか?それ笑」
琉「ほんとほんと!笑
今からさー、ちょっとカフェ行かない?」
『え…』
そうであってほしくなかった2人。
一緒にいて欲しくなかった2人。
何となく分かってた。
だって委員会、琉娘と〇〇くん同じなんだもん、狙ってるようにしか思えない。
後ろ姿と声だけで誰だか分かってしまった。
忘れ物をその場に落として、音がたつ。
琉娘と〇〇くんが振り向いて、琉娘と目が合った。
『…琉娘、』
琉「え…なんでここにいんの?帰ったんじゃないの…?」
『…忘れ物、取りに来た。これから〇〇くんとカフェ?随分と仲良いんだね』
琉「あー…うん、仲良いよ。友達ってだけ」
『友達?男女の友達ってそんな距離だっけ?』
琉「…はぁ、〇〇くん、今日はごめんAと話があるから先帰ってて欲しい」
〇「あ、おう分かった。じゃあな、…Aさんもまたな」
〇〇くんに言われた、さん付け。
それだけで琉娘と私で、〇〇くんとの距離感が違うんだよって、分からされてしまう。
琉「…ほんと、めんどくさいねAって」
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ナナマカロン(プロフ) - 良かったです笑ありがとうございます!好き!?笑ありがとうございます(泣 (2021年6月1日 22時) (レス) id: 22df617634 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆん(プロフ) - いやいや!全然おかしくないです!!むしろ好きです!! (2021年6月1日 19時) (レス) id: 9338397c09 (このIDを非表示/違反報告)
ナナマカロン(プロフ) - ゆんゆんさん» わ!ありがとうございます!笑最初やっぱりおかしいかななんて思ってたんですけど…、よかったです笑頑張ります! (2021年6月1日 18時) (レス) id: 22df617634 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんゆん(プロフ) - 灰谷兄弟大好きです!!とくに竜胆!更新楽しみにしてますね!頑張ってください! (2021年6月1日 7時) (レス) id: 9338397c09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ナナマカロン | 作成日時:2021年5月13日 22時