童歌 (ページ30) - 小説/夢小説

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弍拾玖ページ30

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煉獄「そうはさせん！！」

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最後尾の子供を狙う私を遮る炎

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『………え』

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煉獄「言っただろう」

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煉獄「俺は俺の責務を全うする！ここにいる者は誰も触れさせない！」

ちょっと待って

確かに私も少しくらい本気出せるかなとか思ったけど

たかが遊びに

煉獄「炎の呼吸壱の型不知火」

惡鬼滅と彫られた刀身を抜き、後ろの子供達を私から守るように仁王立ちするその姿に

まるで自分が本当に鬼になったかのような錯覚すらした

『っ氷の呼吸…！壱の型氷襲…！』

急に踏み込みで間合いを詰められ動揺しながらも瞬時に刀を抜いた

ていうか、完全に後ろの子供達と離れてるじゃねえか

遊びのルールとしてはまるで失格だが杏寿郎は目を輝かせてこの場で1番楽しんでいる

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子供壱「お、お兄ちゃん…お姉ちゃん……」

子供弍「僕たち普通の遊びがしたかっただけなのに…」

子供参「煉獄お兄ちゃんがいると5回に1回はこうなるんだよな！」

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そう

杏寿郎と私の激しすぎる"じゃれあい"に発展してしまうのはたまにある

子供達が帰る頃には皆呆れた様子だ

そう言いながらもこの子達は明日も来ると手を振って屋敷を出て行くのだ

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煉獄「今日も楽しめたな！では行こう千寿郎が待っている！」

自然な流れで私の手を掴み引っ張る杏寿郎に

つい溜息がこぼれたが、私もなされるがまま煉獄邸へと歩みを合わせた

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