童歌 弍 (完結)

玖 ページ10

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煉獄「うまい！うまい！」



『杏寿郎、私のも食べるかい？』



煉獄「うむ！有り難くいただこう！」




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復帰早々私は杏寿郎と任務に向かった




そして今いるここが

乗客や隊士達が次々に消息を絶っているという問題の列車




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炭治郎「Aさん！煉獄さん！」



煉獄「うまい！うまい！」



『やっほ〜』



煉獄「うまい！！！！！』





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善逸がこそりと炭治郎に「この人が炎柱」と聞くくらい、杏寿郎は初見の人にとって異様な振舞いだ




『杏寿郎…炭治郎達も来たよ』



炭治郎「あの…すみません」



煉獄「うまい！！！！」



炭治郎「あ、それはもう…すごくわかりました」




私は杏寿郎の食事風景や会話の成り立たなさに慣れているが、流石の炭治郎も引き気味だ




煉獄「そういえば君たちは前にも会ったな、黄色い少年、猪頭少年」


『え、そうなの？それ初耳』



伊之助「A子が死にかけになってしのぶの屋敷に連れてこられた時、こいつも来てたんだ」



善逸「こいつって言うな！あと俺たちたまに忘れてるけどAさんも柱だから言葉遣い気を付けろよ」




『そうだったんだ…杏寿郎そんなこと一言も言わなかったから初めて知ったよ』




善逸「え、」



何かに驚いた様子の善逸を炭治郎が止めた




『？？』




丁度その時、駅員さんが切符を切りにやってくる







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ｶﾁｯ






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