時を越えて 弐 ページ44
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童磨「忘れられてる俺の身にもなってほしいよ」
不死川「知るかボケ、俺達も忘れられてんだよォ」
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童磨さんが不法侵入
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不死川兄弟が駆けつける
↓
童磨さんが涙ながらに何かを愚痴る
そして以下の流れも毎度恒例のテンプレート
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煉獄「A!そろそろ帰る頃だろう!迎えにきた」
『杏寿郎!早いね!』
煉獄「今日は仕事が早く終わったのでな!それに
また変な虫が湧いてるようだ」
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恋人の杏寿郎は心配性だから毎日仕事終わりに迎えにきてくれる
その理由はおそらく童磨さんだろう
杏寿郎は彼氏だから当然なのかもしれないけど、
「俺は既に君のことが嫌いだ」と初対面で童磨さんに伝えるくらいには凄く嫌っている
無一郎「僕も嫌い、出てけ」
童磨さんにあっかんべーをする無一郎くんは物凄く可愛い
童磨「えーー?もしかして根に持ってるのかい?」
無一郎くんと童磨さんは今日が初対面のはずだけど…
童磨さんはよく、私の知らない何かを知ってるような口ぶりで他のみんなと会話する
煉獄「A、気にするな。今日は千寿郎が剣道で賞をとったから早く帰りたい」
杏寿郎に手を取られ微笑まれると
私もなんだかどうでもよくなって手を握り返す
遅番の悲鳴嶼先生に挨拶をし、
童磨さんは不死川兄弟に預け
月明かりの下を杏寿郎と歩いて帰る
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「姉さん!別に富岡さんとはそんなんじゃないから!」
「あらあら、そんなに照れなくてもいいのよ?しのぶ」
「姉さん〜〜!!!」
すれ違う女子高生の2人組の会話を聞いて
青春だなぁとクスリと笑う
私にもそんな時代あったかな、
そういえば杏寿郎とは凄く自然な流れで付き合ったな
なんて過去に想いを馳せていれば、手を握られる力が強くなった
「私、もうすぐ伊黒蜜璃になるのね…」
「甘露寺……あぁ、つい癖で苗字で呼んでしまうな」
なんてプラトニックな会話も聞こえてキュンキュンする
煉獄「A」
『なぁに?』
立ち止まる杏寿郎
月に照らされた獅子のような髪が綺麗だ
おもむろに取り出された妙な形の箱
『簪…?綺麗……だけど
私簪つけること無さそう…
どうしたの?これ』
箱を開けば、新品のようだが
年季の入った髪飾り
煉獄「…随分昔に、君に渡せなかったものだ」
『え、?』
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パラカズ(プロフ) - 素敵すぎる作品でした。今まで童磨は嫌いてましたが本編を読んで一気に好きになりました。ありがとうございます (2022年7月19日 19時) (レス) @page43 id: baf67f2e39 (このIDを非表示/違反報告)
pooky - 素敵な作品でしたね!次の作品も期待してます!煉獄さんも良いけど、童磨とも結ばれてほしかったけど、煉獄さんの想いに感動です! (2021年3月10日 13時) (レス) id: 012e567f90 (このIDを非表示/違反報告)
pooky - 感動しました!楽しかったです! (2021年3月10日 12時) (レス) id: 012e567f90 (このIDを非表示/違反報告)
emi(プロフ) - あの、、とてもとても素晴らしい作品をありがとうございました…!泣きそうになりながら一話一話噛み締めて読みました…こんな素敵な作品に出会えて幸せです…!完結おめでとうございます! (2020年11月30日 23時) (レス) id: 86023f8af9 (このIDを非表示/違反報告)
ohyutaya(プロフ) - 素敵な作品をありがとうございます。 (2020年11月30日 21時) (レス) id: a99629f64d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:でんでん x他1人 | 作成日時:2020年11月23日 12時