22.決断 ページ23
青 side
20代最後の記念日。
これ以上みんなに迷惑かけるわけにはいかない。
二人で撮った写真を眺めながらそう思った。
青 ｢涼太 、記念日だよ。… もう、最後にしよう 。｣
そんなことを1人呟きながら康二と阿部ちゃんに電話をかけた。
青 ｢手伝って欲しいことがあるんだけど 、
俺の部屋 、… 涼太との物 、片付けたいんだ。｣
皆は優しい言葉をかけながら賛成してくれた。
このグループで良かった。
用意をして海に向かった。
ここ数年、怖くていけていなかった海にようやく足を運ぶ気になった。
あの交差点 … 。 フラッシュバックする。
大丈夫、怖くない 、そう唱えながら交差点をぬけて海の前に立った。
そこには変わらない綺麗な景色があって油断すると泣いてしまいそうだった。
「この海 ... 、綺麗ですよね。」
突然後ろから声をかけられて驚いた。
振り向くと知らない女の人が立っていた。
この季節 、人がいるなんて思わなかった。
「あ、急にごめんなさい。色々あってこの海に毎年来たくなるんです。 」
青 「...俺もなんです。大切な場所で。
でも、辛くてここ何年か来れてなかったんですけどね。」
「そうなんですか... 。海って不思議ですよね。見てるだけで幸せになれる。」
青 「ですね 。 でもこの海に来るのは最後にしようかなって思ってるんです。」
「それは残念です。またどこかで会えますかね。」
青 「きっと会えます。なんだかあなたとは初めてあった気がしないんです。」
「私もです。きっと会えますよね。」
そんな会話をした後帰ろうとして交差点に戻るとメンバーが迎えに来てくれていた。
黄 「待ってるから渡っておいで。」
紫 「ゆっくりでいいからな。」
緑 「帰って家、片付けるんだろ？」
桃 「左右みろよー！」
白 「転ばないでくださいよ？」
黒 「大丈夫。転んだ時は」
橙 「俺達がいますから。」
あぁ、いいメンバーを持って幸せだな。
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美優(プロフ) - のんさん» 読んでくださってありがとうございます！そう言って貰えるとすごく嬉しいです！ (2019年12月6日 14時) (
レス) id: 1bf4415f23 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - とっても感動しました!!舘さんからの手紙の所ホントに泣いてしまいしまいました。(笑) (2019年12月6日 11時) (レス) id: f7178b2b55 (このIDを非表示/違反報告)
美優(プロフ) - ゆめさん» ありがとうございます！なるべく早めに更新していくつもりです！ (2019年12月2日 21時) (レス) id: 1bf4415f23 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ - ゆっくりでいいので更新頑張って下さい!! (2019年11月30日 17時) (レス) id: de95c4eb32 (このIDを非表示/違反報告)
美優(プロフ) - 天然笑窪さん» ありがとうございます！悲しい感じにはなってしまうんですけど、ちょっとハッピーで終わろうかなとはおもってます！ (2019年11月23日 12時) (レス) id: 1bf4415f23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美優 | 作成日時：2019年11月3日 19時
