あの笑顔をもう一度. (ページ8)

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柳田目線.

『おーい！千くんー！』

おっ、あの子はうわさのAちゃんやな！

千賀もきっと照れとるだろうなぁ。

千賀「・・・。」

は？なんでこいつ無視しなん？

「おい！千賀なにAちゃんのこと無視してんの？」

千賀「え？」

『え？』

「Aちゃんごめんなぁ。千賀も悪気はないから許しちゃってや？」

あれ？なんかAちゃん透けてる•••？

いや、俺の目が疲れとるだけか...

千賀「あんた、バカなん...？やっと、Aのこと思い出さんようにしよったのに。そんな冗談やめてや」

思い出さんようにってどういうことや？

あ、もしかして喧嘩とか？

「2人はどんな喧嘩したの？」

千賀をみると
ただ俺を呆然とみている。

Aちゃんをみると
目を大きく開いて俺の方を見ている。

そして彼女が発した言葉は•••

『柳田さん•••。私のこと見えるんですか•••？』

「へっ？」

あまりにも衝撃的な言葉だった

千賀「あんたとおったら調子狂う。もう出てってや」

「え？」

なんであいつ悲しい目を...

『柳田さんちょっと一緒に来てもらえませんか？』

「お、おう。」

・

あなた目線.

『柳田さん。もう一度ききます。私のこと見えるんですか？』

柳田「み、みえる。」

なんで、柳田さんが私のこと見えるの___？

『や、柳田さんは霊感あるんですか！？』

柳田「霊感ー！？そんなもんないよ！」

じゃあ、なんで...。

柳田「あ、あのー。見えるとか、霊感とか俺頭がついていけてないんやけど...。」

『あ！急にすみませんでした！あのですね•••
実は私もう死んでいるんです』

柳田「し、し、死んでるー！？えぇぇ！？」

あぁ、柳田さんは私が死んでるってこと知らなかったんだ。

まぁ、知らないことも無理はないかな。

柳田「じゃあ、俺は死んでいるAちゃんが見えているのか...。」

柳田さんは驚きを隠せない様子...。

・

そしてこのことにより

この先波乱な展開になるなんて

まだ知る余地もなかった。