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「お母さんは、頑張ってお前の名前考えてくれたんやぞ?お前がそんな事言ったら、お母さん悲しかろうが」




「まま、かなしい?」

こいつ、すげぇあの人のこと好きなんだろうな。子供はみんなそうか。


なんだかんだ、俺もお母さんのこと好きだしな。




「おう。だから2度とそんな事言うなよ」



「うん」

「よし。偉いじゃねぇか!晴翔!うりうりうりうり」



「きゃー!くすぐったよぉ!きゃははは」















数時間、公園で遊びまくった。



ガキの頃以来だなぁ、公園でバカみたいに騒ぎまくるの。




今度メンバーと来ようかな。




その時、電話が鳴った。



「うっす、お疲れっす」


『あ、晴翔いますか?』



耳元で彼女の声がする。控えめで綺麗な声に耳がうずうずとむず痒い。



「はい、さっきのとこに連れて行きますね」

『長い時間ありがとうございます』


「いやいや!楽しかったっすよ!…じゃあ」


『はい、待ってます』




うわぁ、声まで綺麗なんだよなぁ。







俺に抱っこされて眠った晴翔をそのまま持ち上げて、倉田さんのいるところまで向かった。















「いた。倉田さん!」



「あー、よかった。晴翔寝ちゃってます?」



「遊び疲れたみたいっすね」



「ふふ、よかったね、晴」




近づいて晴翔のほっぺをツンツンと触る。


数センチの距離まで来て、彼女の方からいい匂いがした。



あまりにも心臓の音が煩いから、聞こえてしまうんではないかとハラハラする。




「ん、んー…あ、ままぁ」


「晴、帰るけん。お兄ちゃんとバイバイしよ」



「ん。ばぁばぃ…」



「またな、晴翔。倉田さんも、また」




「はい。あの、今度お礼させてください。晴翔もまた会いたいと思うんで」








おいおいおい、俺、今日死ぬんか?

銀太が恋したらしい sideふぉい→←・



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Mb(プロフ) - めっちゃ好きです♡ 更新楽しみにしてます♡♡ (2022年12月7日 23時) (レス) @page15 id: 54d413bdc0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天ヶ崎音 | 作成日時:2022年11月25日 19時

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