愛を唄おう (ページ2)

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出会い　side銀太ページ2

「あー、セックスしてぇ」

「なん？お前、最近しとらんの？」

「忙しすぎて、それどころじゃねぇもん」

俺の答えに、ふぉいが驚いたように口を大きく開けた。

正直、自分でも驚いてる。

前までの俺なら、こんなに性欲を溜めることはなかった。

セフレがいるか、風俗に行くか。

でも今はそんな事をする暇すらない。

正直に言おう。

欲求不満だ。

あーあ、誰でもいいからやらせてくんねぇかなぁ…

ドンッ

「え？」

「…うぅ、、うぇぇぇぇえん」

足元に衝撃がきたと思ったら、子供が尻餅をついて泣いていた。

「うわぁぁ！すまん！大丈夫か？」

「ひぐっ、ひっく、、ひっく」

周りの冷たい視線がズサズサ突き刺さる。

「銀太、なんか買ってくるけん、あっちで待っとけ」

「お、おう…おい、ボウズ、立てるか？」

「ひぐ、、ひっく、、、ぐすっ、、」

ぐずぐずと泣きながら首を思い切り横にふった。なかなか図太いな、このガキンチョ。

仕方ない、おぶるか…

「ほら、乗れよ」

「ん！」

ん？こいつ、めちゃくちゃ元気じゃねぇか？

よし、ちょっとイタズラしちゃろ。

「ぶーーーーん！」

「きゃーー！きゃはははは！もっかい！もっかい！」

「あ？んの、ガキ！下ろすぞ！」

「やだやだ！もーいっかい！ねぇ、お兄ちゃん、もっかい！」

「てんめぇ…わがまま言う奴はこうだ！ぶーーーーん！」

「きゃーーー！あはははは！」

「晴翔(はると)！」