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「あの子ね、18の時にうちの店に来て働かせてくれって。おっきいお腹支えて泣きながら…雨の中よ？
店ん中でAちゃんの話聞いて、ほんとっ、クソむかついた」
苦虫を噛み潰したような顔でサクラが言った。
「晴翔の父親、あの子の元彼なんやけど、、ほぼレ イプ同然のセッ クスして、子供が出来たらブチギレて殴って浮気してポイ。
18よ？Aちゃんの未来を全部壊したクソ野郎が、今でもピンピンしとると思うと、ほんとに腹立つ」
自分の拳がブルブルと震えているのがわかった。
さっきとは違う痛みが全身を駆け巡る。
Aさんは、どんな気持ちでキャバクラに行ったんだ？
でけぇ腹ん中に晴翔抱えて、雨ん中、1人で…
許せねぇ……
「晴翔のこともね、ずーっと悩んどったと。
親からも好きだった人からも堕ろせって言われて、啖呵切って親と縁切ったけど、1人で歩いとるうちに不安になったんやろうね。
発狂して、何度かお腹を刺そうとしとったこともあった。そんたびにごめんねって何回もお腹に向かって謝って…
見てられんかったよ。
でも最後にはちゃんと産んで育てるって決めて。
この子を誰にも愛されずに殺したくない、私だけでもこの子を愛したい、ってね」
どんな顔をしていたのか想像できて、目元が緩んだ。
公園で元気に走り回る晴翔を見て、さっきまでの怒りが嘘のように消えていく。
「強い子よ、Aちゃんは。誰よりも強くて優しい子なんよ」
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Mb(プロフ) - めっちゃ好きです♡ 更新楽しみにしてます♡♡ (2022年12月7日 23時) (
レス) @page15 id: 54d413bdc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天ヶ崎音 | 作成日時：2022年11月25日 19時
