紅一点？いや、男やけど (ページ25)

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銀「Aー、今何時？」

「…自分で見てくださいよ。もう夜中っすよ」

脇「ちゃんと答えるんよね(笑)」

呑気にスマホなんかいじりやがって…

ちょっとは綺麗にしろや！テメェらの事務所だろうが！

と言いたいが、怒る気にもなれずそのまま作業を続ける。

社「あれ？そういえばA、彼女とデートやなかった？帰ってくんの早くね？」

ブチン、と音がした気がした。

「なにがわかんだよ…」

社「ん？なんか言った？」

「てめぇに俺の何がわかると？！」

脇「え？どうしたん？急に」

「うるせぇ！触んな。うざ」

ゴリッと骨と骨が接触する音がした。

怒りを露わにした絃歩が俺を見下ろしている。

口の中にじんわりと鉄の味が広がっていく。

「っにすんだよ！」

ふぉ「おめぇこそ、何しよーと？」

久しぶりに聞くドスの聞いた声に、思わず身が怯む。

「あ？」

ふぉ「俺は、お前を喧嘩させるためにここに誘ってねぇんだよ」

「っ……るせぇ、、、何なんだよっ、、、、てめぇに何がわかるんや？！わかんねぇやろが！」

ふぉ「知らん、興味ねぇ。まずは謝れ」

「うぜぇんだよ……そうやって、兄貴ヅラして」

社「やめぇや、2人とも」

ま「なぁ、ふぉい…」

ふぉ「いいけん」

「絃歩にはっ、わからんやろ…昔から、何でもできよったお前には、俺の気持ちなんかわからんばい」

ふぉ「お前に何があったかは知らん。それは社長たちも一緒やけん。今、お前がやっとーのは八つ当たりやろ。

そんなクソダサいこと、せんでよくない？」

そっからはあんまり覚えとらん。

多分、仲直りしたんやろうね。うん。

はい！！終わり！！もうこの話無しや！黒歴史やし…