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Aのアパートまで着くと、部屋の前で乱暴にドアを叩く男が目に入った。




瞬間、自分の頭に血が昇るのがわかった。








階段を登り近づいていくと、男の声が鮮明に聞こえてきよった。



「Aさん!ねぇ、開けてよ!僕と一緒になろう!3人で幸せになるんだ!大丈夫、他の男の血が入ってても、僕は翔くんを大切にするよ!一人っ子は可哀想だから、僕とも子供を作るんだ。ねぇ、Aさん」








「おい、兄ちゃん……おいたがすぎるんとちゃうか」



無理やり肩を掴んで男を引き離す。



そいつの目は、明らかに正常やなかった。


普通のやつやったら、明らかに一般の人とは違う空気を持った俺のような奴が来ればすぐに逃げていく。





半グレや他のヤクザとも違う、こいつの目は異常者のそれや。




「あぁ、騒いでしまいすみません。少し彼女が我儘を言ってまして。すぐに済みますから」










そん時、こいつの手元に血のついた包丁が握られとるのが目に入った。






頭ん中が真っ白になる。







「お前、Aに何した」






俺が包丁に気付いたとわかったのか、そいつは恍惚とした表情でそれを見つめた。









「彼女は死んで僕と一緒になるんだ。もちろん、翔君も一緒ですよ。彼女が死んだら次は翔君の番、そして最後に僕です」






「そうか、、、ならとっとと死んでくれるか」









俺は拳銃を抜き、そいつの両足を撃ち抜いた。




叫び声を上げながら、男は床でのたうち回る。





その隙にドアを蹴破り、中に入る。





床には大量の血と、這ったような跡。



血液を辿ると、そこには









「A」


青い顔したAの姿があった。

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シャリファ(プロフ) - 夢主死なないで…!! (1月21日 21時) (レス) @page46 id: d94d66ff3c (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - ついに再開するのかな……どうなるのか、楽しみ! (1月3日 22時) (レス) id: 8bbd6a886b (このIDを非表示/違反報告)
シャリファ(プロフ) - まじで相手誰だ‥?これからも楽しみにしてます! (11月29日 21時) (レス) @page18 id: 8b3e245298 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天ヶ崎音 | 作成日時:2023年11月24日 18時

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