修羅の青山、お嬢と再会する ページ17
香月の兄貴と昔話に花を咲かせていた青山の兄貴の前に、お嬢が現れた。
「流己くん!お帰りなさい」
お風呂上がりなのもあってか、今日のお嬢はいつも以上に艶っぽい。
琉「お嬢、相変わらず綺麗だ」
「ふふ、流己くんも男前が増したわね」
あどけなく笑うお嬢を前に、兄貴の体がプルプルと震え始める。
ダンッと勢いよく踏み込んだかと思うと、その勢いのままお嬢に抱きついた。
華(うお、速ぇ!)
「きゃっ」
琉「すまねぇ、お嬢の辛い時にそばにいてやれなくて」
兄貴の頭には、死んだ工藤の兄貴が浮かんでいるのだろう。
お嬢は、工藤の兄貴を慕っていたから……
お嬢は兄貴の服をきゅっと掴むと、緩く首を振った。
「ううん、いいの。戻ってきてくれて、ありがとう」
少し上擦ったお嬢の声に、不覚にも泣きそうになってしまった。
華(これ以上、お嬢を泣かせるわけにはいかない)
天王寺組との戦いは早急に終わらせる必要がある。
お嬢のためにも、俺たちのためにも。
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シャリファ(プロフ) - 夢主死なないで…!! (1月21日 21時) (レス) @page46 id: d94d66ff3c (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - ついに再開するのかな……どうなるのか、楽しみ! (1月3日 22時) (レス) id: 8bbd6a886b (このIDを非表示/違反報告)
シャリファ(プロフ) - まじで相手誰だ‥?これからも楽しみにしてます! (11月29日 21時) (レス) @page18 id: 8b3e245298 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天ヶ崎音 | 作成日時:2023年11月24日 18時