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「婚約者とやらは…どうするん？」
『……私は、廉が好き。
婚約者なんて、関係ない』
……俺も、Aのことが好き
そう言えたら、どんなに楽やろう
『はは、ごめんね、変なこと言って。
そういえばさ、雑誌の撮影今日なんだよね。
五限抜けるから、一緒に行こ！』
「……おん」
Aは俺と一緒にいることを望んでいる
それなのに
"いいよ"と言えない
それは、凄く嫌な予感がするから
「なぁ」
『ん？何〜？』
「婚約者って、誰なん？」
そう言うと、Aの表情が歪んだ
『……何で？』
「だって、相手によっては、相当頑張らんといかんし」
『……セクゾの、佐藤勝利君』
……は？
『佐藤財閥の御曹司なんだって』
いや、勝利君って……
『……なんで、私の事好きな人と、結婚しなきゃいけないんだろ笑』
そう
勝利君は
Aのことが滅茶苦茶好きで有名
「……ごめん」
『え？』
「……勝利君なら、Aとは付き合えん」
そう言うと、Aの顔が歪んだ
『……っ、なんで？廉は私の事好きじゃない？
廉は……私の事、友達としか見てくれてなかった？』
そんなの、バリバリ女として見とったよ
というか、A以外、女に見えへんかったよ
……三年前から、ずっと好きやった
でも、そんなことは言えない
「俺はAのこと、仲のいい女友達としか見とらんよ」
その瞬間、Aの顔に
一粒の涙が零れた
『……ほんとにごめん、こんなこと言って。
でも……友達でいて欲しい』
ほんまは、縁も切らないといけない
そんなこと分かってる
でも……
「友達なら、全然ええよ」
ほら
また、Aの為にならないことを言ってしまう
結局は、自分中心なんだ
『ありがと……授業行こ？』
そう言って、Aは先に歩き出した
「……っ、なんでっ、よりによって……ﾋｸﾞｯ、勝利君なん……っ？」
そう嘆いていると
？「見てたよ、永瀬」
後ろから現れたのは
「……山野」
山野は、はぁ と、深いため息をついた
山「……まさか、婚約者がいたなんて…しかも、よりによって佐藤勝利とか……
……あの二人だけは、結ばれちゃいけない」
「…なんで？」
山野は目を見開いた
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MONOME - sizukuさん» うん、頑張るー！リク受け付けるよ！笑 (2020年6月15日 19時) (
レス) id: 835f9b851a (このIDを非表示/違反報告)
sizuku(プロフ) - 続き楽しみにしてます！頑張ってね(≧∇≦) (2020年6月14日 19時) (レス) id: 37241eb5ca (このIDを非表示/違反報告)
NONAME(プロフ) - ありがとうございます！楽しみにしててくださいね！ (2020年6月9日 20時) (レス) id: 44888481e2 (このIDを非表示/違反報告)
いおり - オッドアイの君が好きでこの作品をみました！すごく楽しかったですよ！続きが楽しみです〜 (2020年6月9日 19時) (レス) id: 6684895a09 (このIDを非表示/違反報告)
NONAME(プロフ) - 指摘ありがとうございます！ (2020年6月8日 15時) (レス) id: 44888481e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：MONOME | 作成日時：2020年6月7日 12時
