FILE.71 証拠のボタン ページ24
コナンside
Aが突飛な推理をして、二階さんと部屋から出て行った後、この部屋には、五人が残った。
みんなポカンとしている。俺はある人物に一瞬目を向けた後、言った。
「変な推理だったけど、証拠があるんなら安心だね！ ほら、これでしょ？ ボタン」
俺は机の上にある、袋に入ったボタンを持ち上げた。
「だから、A姉ちゃんが言ったように、部屋で待ってよ」
「あ、じゃあそのボタンは俺が……」
「き、客間に行こう！ お父さん！」
蘭がおっちゃんが預かると言おうとしたのを止めて、背中を押して、リビングから出て行く。ナイスだ蘭。
「あ、おじさん達も、各自の部屋で待っててね」
容疑者二人に言って、ボタンを机に置き、蘭達のあとを追ってリビングから出た。
観客side
部屋に戻った、その人物は、クローゼットの中の事件があった日に着ていた服を取り出した。
それを見て、目を見開いた。一つボタンがないのだ。
こっそり部屋を出て、周囲を確認しながら、その人物はリビングのドアの前まで来た。
音を立てないように、こっそり部屋に入ったその人物は、机の前まで行き、ゆっくりボタンを取った。
そして、ボタンを見て、ニッと笑った。
その時、キッチンに隠れてたらしいA達が一斉に出てきた。
「やはり、あなたでしたか。……黒岩 四郎さん」
Aside
黒岩 四郎は私達を見て、動揺をみせた。
私達と言っても、私、コナン君、二階さんの三人だ。
「え、あ……いや、これは……」
いい訳をしようとしているが、いい訳なんてできやしないだろう。
「すみません。罠にかける為、あなたの部屋に行った時、あなたが事件当時着ていた服からボタンを拝借しました」
逃げられないと分かったのか、黒岩さんは肩を落とし、二階さんに向かって言った。
「お前もグルだったのか……」
「すみません」
そう言う、二階さんの目には、怒りが満ちているように思えた。
というか、警察がボタンを見落とす訳がないだろ。服についた血、とか。
まぁ、感情的になってると、冷静に判断出来なくなるからねぇ。
FILE.72 ダイイング・メッセージの意味→←FILE.70 スーパーの防犯カメラ
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CHARA - 更新頑張ってください。 (2020年5月7日 13時) (
レス) id: c3eefd4712 (このIDを非表示/違反報告)
マイ(プロフ) - ななさん» ありがとうございます！更新頑張ります^ ^ (2016年5月14日 10時) (レス) id: 7e48a970d2 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 面白いです！更新ファイト*.°.(☆∀☆)。*.° (2016年5月14日 9時) (レス) id: ab42f2a0a5 (このIDを非表示/違反報告)
マイ(プロフ) - misyou.goさん» 本当ですか！ありがとうございます！！ 更新は……、近いうちにできるよう頑張ります！← (2015年7月26日 15時) (レス) id: 7e48a970d2 (このIDを非表示/違反報告)
misyou.go(プロフ) - このシリーズ大好きです！！更新停止してませんよね？ (2015年7月26日 15時) (レス) id: 38e98ebc28 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2015年5月4日 9時
