FILE.62 客の観察 ページ15
Aside
「コナン君、客等見過ぎ」
歩美ちゃんがイカを取ってるのを奥に見ながら、隣にいる、客をガン見しているコナン君を見て言った。
「ねぇ、あの人こっち見てない?」
コナン君が、私の右隣に座ってる博士の席から二席離れた所に座ってる人を見て言った。
よく見てみると、宗ちゃんがいた。イカを食ってる。私は席を立ち、宗ちゃんの近くまで行き、言った。
「なんでここにいるんですか……!?」
「私だって寿司ぐらい食べるよ」
そうじゃなくて……とか思ってると近くまでコナン君が来ていた。
「この人は?」
「昨日話した宗一郎さん」
宗ちゃんの事は、拳銃の事も含め、昨日話した。
そして、何故か、宗ちゃんも一緒に食べる事になった。宗ちゃんは、博士の右隣の席だ。
「宗一郎さんもイカ好きなんだぁ。コナン君と一緒だね!」
歩美ちゃんがコナン君にイカの乗った皿を差し出し言った。コナン君は歩美ちゃんが取ったイカを、うわぁ、といった顔で見ている。
食べてる最中も、コナン君は客の行動の裏を見て、私に言ってる。裏を読もうとしすぎ、と思う事もあるが、多分、私の言動などからも、情報を得ようとしているのだろう。
流石、コナン君である。
食事終了後、というか、デサート食べようと言う話になってると、元太君が皿を落として、犯人、容疑者、被害者と関わる事になった。
コナン君がこっちに視線を流してきた。事件の関係者だと分かったようだ。
「なんか楽しくなくなっちゃった……」
「帰りましょう!」
歩美ちゃんと光彦君が、言う。さて、コナン君、どうでる?
「ねぇ、お兄さん。止めた方がいいよ」
コナン君が話し掛けたのは、相園 修(あいぞの おさむ)、犯人だ。
「え……?」
相園修は、子供にいきなりそんな事を言われ、少し動揺しているっぽい。
コナン君がまた、視線をこっちに向け、私はニッと笑う。さて、コナン君。君の推理を聞かせて貰おうじゃないか。
その時、我妻 留造(あがつま りゅうぞう)が、手で寿司を掴もうとし、その手を私が掴む。流石にお手拭きに毒が仕込んであるという事は、解ってないと思ったからだ。
「その手で寿司食ったら、死ぬぞ」
顔を近づけ、思いっきり睨んで、声をできる限り低くすると、流石にビビったのか、声を発せずにいた。ビビってるのは、相園修もだ。そして、コナン君の反応からお手拭きの事も解っていた様だ。
ヤバイな、コナン君。
FILE.63 数秒の沈黙→←FILE.61 推理力低下の恐れ
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CHARA - 更新頑張ってください。 (2020年5月7日 13時) (レス) id: c3eefd4712 (このIDを非表示/違反報告)
マイ(プロフ) - ななさん» ありがとうございます!更新頑張ります^ ^ (2016年5月14日 10時) (レス) id: 7e48a970d2 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 面白いです!更新ファイト*.°.(☆∀☆)。*.° (2016年5月14日 9時) (レス) id: ab42f2a0a5 (このIDを非表示/違反報告)
マイ(プロフ) - misyou.goさん» 本当ですか!ありがとうございます!! 更新は……、近いうちにできるよう頑張ります!← (2015年7月26日 15時) (レス) id: 7e48a970d2 (このIDを非表示/違反報告)
misyou.go(プロフ) - このシリーズ大好きです!!更新停止してませんよね? (2015年7月26日 15時) (レス) id: 38e98ebc28 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2015年5月4日 9時