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A side
娘が生まれてから早いもので14年が経っていた。
娘は絶賛、反抗期と言うのだろうか。
ジミンはツアーやら色々あって、
家に帰ってくるのは年に数回だった。
家に居なくても、精神的な面は
頻繁に連絡をくれたりしてるから
苦ではなかったけど。
娘が我が家を避けてるのは薄々気がついている。
でも何が理由なのかまでは、わからなかった。
ジミンは忙しいし...娘LOVEだから...
心配させたくない
.
『あれ、Aさん、すごい顔疲れてますけど大丈夫ですか?』
「うん、まぁ何とか」
娘の事を考えながら、
いつも通りに仕事をこなす日々。
「..._____で、その後は休みになります。個人練習しても構いませんが、無理なさらない程度にお願いしますね。」
『はーい』
私が今、マネージャーを
受け持っているグループは
以前、友人のジウンが受け持っていた
SEVENTEEN。
ウジ「Aさん。」
「あ、ウジさん。何でしょうか」
ウジ「あの、25日、お休みもらってもいいですか。部屋に閉じこもって新曲を書きたいので」
「あ、分かりました。飲み物とか食料、買って届けますね^^*」
ウジ「ありがとうございます。ところで」
「はい?」
ウジ「顔、やばいですよ。めちゃくちゃ怖いです」
くっ...
真顔で言われる圧...以前の私、こんなんだったのね、、
子供を産んでから、表情は豊かになったと思ってる。感情も。
ウジ「何か悩み事ですか?」
「ん?あー...娘の事でね 笑」
ウジ「...娘さん確か14歳でしたよね」
「うん^^」
ウジ「反抗期ですね。」
「やっぱり?やっぱりそうだよね...?」
「はぁ...いやさ...毎朝ダイエット中だからとか言って朝ごはん食べないし、成績も悪くなる一方で...ほぼ会話してくれないし.....」
ウジ「...」
「なんとなくね?なんとなく...娘が家を嫌ってるのは分かってるの。だけどその理由がなんなのかが分からなくて...聞こうとしても逃げられちゃうし^^;」
ウジ「ジミンさんは何か言ってるんですか」
「いや、ジミンも忙しいからさ。それに娘LOVEだから...娘に何かあったって知ったらツアーとか放り投げてきちゃうような人だから言えてなくて^^;」
私は何を相談してるんだろう...
まだまだ若くて、経験もしたことない子に...
しかも、自分が担当してる子に...
ウジ「でも、家族なんですよね?」
.
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作者名:ありさん。 | 作成日時:2020年12月22日 21時