砂糖の君 (ページ1)

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ソミン side

私は、パク・ソミン。

14歳。

ソウル市内の普通の中学に通っている。

だけど

普通じゃない私の日常。

-6:30-

ソミン「はぁ、学校行きたくな...」

ベッドの中でうなだれていると

１階から響く声

「ソミン！！遅刻するよ！早く準備しなさい！」

ソミン「...」

ママは、美人でアイドルのマネージャーをしてる。

私が産まれるまでは
パパ達のマネージャーをしてたみたいだけど
私を育てるために少し仕事を休んで
しばらくしてからまた復帰したみたい。

だけどパパ達のマネージャーに復帰したんじゃなくて
違うグループのマネージャーをしてる。

そんなママの大好きな人、

私のパパは

アイドル。

パパの素晴らしさは、
両親から聞かされた訳じゃない。

だけど大きくなるにつれ
なんとなくだけど自分で気がついていった。

同級生達はみんな、私を羨ましがる。

綺麗なママに、アイドルのパパ。

周りから見れば
華やかな家族と言うか

なんかすごい感じに映ってるのかもしれないけど。

私はそうは思ってなかった。

.

ソミン「...ご飯いらないから」

「また？昨日も食べずに学校行ったよね？身体壊すよ」

ソミン「ダイエット中だから...」

「はぁ...ダイエットなんてしなくたって」

ソミン「もう、行くから、じゃ」

「あ、ちょっと...！」

私は、家にあまり居たくない。

だから朝食も食べずに一目散で家を出る。

ソミン「...あんな家、大っ嫌い...、」

.