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終わった。



人生が終わったとも、WESTで居られなくなるとも思った。





やけど、目の前の彼は様子が違った。





「か、神ちゃん...これは...」



「ははっ、ほんまに俺で抜いてるやん」





「えっ、」



俺があたふたしている間により近づく神ちゃん。





「...まぁ、俺で抜いてたのは知ってたけどね」





そう言って俺の唇に1つキスを落とした。



突然の事で全く頭は働かず、




「待って、どういうことなん?」





俺がそう言うと首を傾けてこっちを見た。






「そのままの意味やけど?」




「俺で抜いてたのは知ってたし、しげってやっぱりデカいんやなぁ〜、


あっ、またデカなった」




神ちゃんの言葉に俺自身が凄く反応して、恥ずかしくて今更ながら隠そうとした。



というより、全く状況が把握出来へんかった。




けど、そんな事お構い無しに神ちゃんが俺の前にしゃがみ込んだ。







「このままじゃ、楽屋戻れへんやろ〜?」






そして、そう言って神ちゃんの目は


いつもの可愛いものでは無かった。

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作者名:こまつな。 | 作成日時:2018年9月20日 10時

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